持続可能な開発目標として、2030年までにさまざまな取り組みが続けられている「SDGs」。教育現場でも取り組みと学びが進められ、子どもたちは着実にSDGsに触れる機会を増やしています。
SDGsは学習指導要領にも盛り込まれているため、学校で学んだお子さんによって、家庭で話題になることも多いのではないでしょうか。今回はお子さんからSDGsについて質問されたとき、家庭ではどう教えていけばいいのかいくつか例を挙げてご紹介します。
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お子さんからSDGsについて問われて迷ったとき、適当にごまかしてしまったり、「わからない」と解答してしまうのは避けたいところです。
わからない場合は、「わからないから、今から一緒に調べよう」など、お子さんと一緒にインターネットで調べるのも方法のひとつ。わかる場合は、より知識を深めるためにお子さんと調べてみてはいかがでしょうか。無理をせず、ごまかさず、インターネットもフル活用してしまいましょう。
大人でも難しく感じることがあるSDGs。もちろん、それは子どもにとっても同じです。中学生以上であれば、ある程度はそのまま教えることができますが、小学校低学年や幼稚園となると、言葉の選び方には気をつけたいところです。
たとえば「持続可能な開発目標」という言葉では、幼い子どもにはイメージさえ伝わりません。「ずっと続けていける工夫をしていく」など、正確な意味とは少しずれてしまうことがありますが、子どもでもイメージが掴める説明が大切です。
SDGsはさまざまな媒体で取り上げられています。新聞や書籍、動画などがその良い例ではないでしょうか。とくに書籍と動画は、子ども向けにSDGsを解説したものがあるため、一緒に楽しんでみてもいいですね。
「子ども向け SDGs」で検索をすると、実に多くの、良質な子ども向けメディアに辿りつけます。環境省のホームページでこども向けのパンフレットをダウンロードできるほか、有名企業や団体が運営するホームページなどもありますので、積極的に取り入れていきたいものです。
また、「きかんしゃトーマス」や「ハローキティ」など、子どもに人気のキャラクターもYouTubeなどでSDGsの発信に一役買っています。子どもにとって、SDGsはとても身近なものになりつつあるのです。
子どもにSDGsを説明するとき、実際にどんなことをすればSDGsに貢献できるのかを伝えるのもおすすめです。子どもが「自分にもできることがある」と思えることでより興味を深め、学校におけるSDGsへの学習意欲にも繋がります。
食べ残しを減らす、ゴミの分別を一緒にやってみる、太陽光発電を利用している家やビルを散歩がてら探してみる、そんな「今すぐにできる」ものから始めてみてはいかがでしょうか。
家庭で子どもに教えることができる、そして子どもと一緒に話題にすることができる「SDGs」はとても身近なところに溢れています。17の目標の名称にざっと目を通すだけで、思い当たるものもあるのではないでしょうか。逆にこれまで興味がなかった事柄に、SDGsをきっかけに興味をもつことも。
お子さんの年齢によっては、夏休みの「自由研究」の題材にしてみるのもおすすめです。SDGsは決して難しいものではなく、子どもでも取り組めるのだということを、家庭でもしっかり教えてあげられるといいですね。
エグチホールディングスはSDGsの実現に向けて取り組んでいます。