日常に深く浸透しつつあるSDGs。2030年のゴールに向けて、あらゆる形での取り組みが加速しています。メディアでSDGsの話題を見かけることも増えましたが、同時に目立ち始めているのは「CM」です。
テレビCMをはじめ、企業の公式HPやYouTubeなどで公開されている企業CM動画などがあり、各企業の特色やSDGsへの取り組みが色濃く出ています。そこで今回は、SDGsに関するCMに注目。一部をピックアップしてご紹介いたします。
CMはテレビCMであれば基本は15秒で、ときに30秒や90秒などの長いバージョンが見られます。公式HPやYouTubeで公開されているものはこの限りではありませんが、CMという特性上、短い時間に必要な情報が凝縮されていることに違いはありません。
「短い時間で必要な情報を伝える」のは、CMの魅力とメリットでもあります。そんなCMを最大限に活かし、SDGsを伝える企業が増えています。今回ご紹介するCMはその一部ですが、企業の取り組みとSDGsがよくわかる内容のものばかりです。
※すでにテレビ放映が終了したCMも含まれます。
まずご紹介するのは、サントリーのCMです。大河ドラマで主演を務める小栗旬さんが出演。このシリーズは、2021年には「SDGsウィーク」のスペシャルTVCMも展開。「素晴らしい過去になろう」プロジェクトの一環でもあり、サントリーがこれから先の未来に向けて、現在を「素晴らしい過去」にするための取り組みが見られます。
続いてご紹介するのは、大和証券グループのCM。グループの長期ビジョン「2030Vision」を表現したCMです。「貯蓄からSDGsへ」という、大和証券グループならではのコンセプトを盛り込み、資金循環によるSDGsの実現への取り組みを表現しています。
続いては、ニュースアプリ「スマートニュース」のCMです。このCMはSDGsの取り組みに関するものではなく、「SDGsの情報もスマートニュースで入手しよう」といった内容になっています。しかし出演している柳楽優弥さん演じるサラリーマンが、SDGsについて具体的な説明ができないシーンは、ハッとする方もいらっしゃるのではないでしょうか。漠然と言葉だけ知っているSDGsを、より深く知るきっかけを与えてくれるCMでもあります。
蒲鉾で知られる「一正蒲鉾株式会社（いちまさ）」のCMです。いちまさが進めるSDGsと、「いちまさの今」を伝える内容になっています。パトリック・ハーランさんによる穏やかで優しい語り口と、SDGsそのものをテーマとしたCMは、視聴者にいちまさのSDGsへの思いがしっかりと伝わってくる内容です。
最後にご紹介するのは、JAグループ鹿児島によるCMです。「わたしたちが昔から大切にしてきたものが、いつしかSDGsと呼ばれるようになった」、そう語りかけてきます。SDGsが始まる前から、身近にあった「大切なもの」を感じさせます。改めて日本人が古くから大切にしてきたものや、SDGsそのもの、日本の文化などを考えされられるCMです。
企業による、SDGsのCMをいくつかご紹介いたしました。テレビだけではなく、YouTubeで「CM SDGs」と検索すれば、たくさんのCMが見つかります。また、YouTubeで公開されていないCMは、企業の公式HPで視聴できるケースがあります。こうして視聴できるCMには、すでに放映が終了したものもあるため、改めて過去のCMを視聴してみることもおすすめです。また、企業によっては、ラジオCMを展開・公開しているケースも。
CMという短い時間の映像や音声などからは、SDGsに関する多くのメッセージを読み取ることができます。企業が発信するSDGsのCMから、取り組みや理念のほか、企業がSDGsやサービスに込めたさまざまな思いを知ってみてはいかがでしょうか。
エグチホールディングスはSDGsの実現に向けて取り組んでいます。
