2030年をゴールとしたSDGs。沖縄の離島「宮古島」はさらにその先、千年先の未来を見据えた独自の取り組み「エコアイランド宮古島」を進めています。宮古島を守り、いつまでも住み続けることができる「持続可能な島」をつくり上げるため、多くの人々が活躍しています。
エコアイランド宮古島については、これまでも度々ご紹介してきました。今回は、「エコアクション・カンパニー認定制度」にスポットを当ててご紹介いたします。
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【SDGs】宮古島市版SDGs「エコアイランド宮古島」とは
エコアイランド宮古島による「エコアクション・カンパニー認定制度」は、持続可能な島づくりに協力する地元の企業や民間法人の事業所が対象の認定制度です。スタートしたのは令和元年10月。2022年11月現在は、47の事業所が認定されています。
宮古島の未来を支える一角を担う、エコアクション・カンパニー認定制度。認定の条件や階級など、詳しくご紹介いたします。
<参考>
エコアイランド宮古島公式サイト
宮古島市公式サイト「エコアクション・カンパニー認定制度」
エコアクション・カンパニーに認定してもらうための条件はシンプル。宮古島市内の企業や民間法人であり、エコアイランド宮古島宣言2.0に基づく、持続可能な島づくりを推し進めていることが必要です。
エコアクション・カンパニーには3つの階級があり、エコアイランド宮古島の取り組みにどれくらい貢献しているか、どういった活動をしているかによって分かれます。認定してもらうためにはまず応募が必要です。
審査および調査等は、エコ推進計画検討委員と事務局(宮古島市企画政策部エコアイランド推進課)が実施。認定期間は認定日の3年後同月末日までですが、事業所の取り組み内容などに変更がなければ、さらに3年の認定期間延長があります。以下は概要であり、詳細は公式サイトにてご確認ください。
【Blue Star】
「エコアクション・カンパニー認定制度 エコアイランド宮古島宣言2.0 賛同書」に記入し、事務局に提出します。要件を満たし、持続可能な島づくりへの方針等があることが確認できれば認定となります。この際、実践しているかどうかは必ずしも必要であるとは限りません。
【Silver Star および Gold Star】
応募に様式はありません。事務局へメールや書面(任意)などで連絡します。応募は自薦・他薦を問いません。
「Silver Star」に認証されるには、エコアイランド宮古島宣言で掲げられている項目やSDGsへの取り組みなどの実践・推進が必要です。「Gold Star」に認証されるには、「Silver Star」のなかから、とくに優れた効果や取り組みなどが見られる事業所が認定されます。
前項でエコアクション/カンパニーに3つの階級があることを述べましたが、それぞれの階級に認定された事業所はどういった扱いとなり、特典などはあるのでしょうか。ここでは各階級に応じた扱いや特典を見ていきます。
【共通】
事業所名が「エコアイランド宮古島」の公式サイトや、宮古島市公式サイトに記載されます。また公式サイトを所有している事業所は、リンクも貼られます。
【Blue Star】
エコアクション・カンパニーの認定証が交付されます。
【Silver Star】
「Silver Star」への認定時に、宮古島市の広報紙「広報みやこじま」に掲載されます。また事業所の取り組みなどについて取材があり、取材内容は公式サイトや広報紙などに掲載されます。
【Gold Star】
紹介動画が制作され、公式サイトに掲載されます。そのほか「Silver Star」と同様の内容・特典があります。
宮古島版SDGsとされるエコアイランド宮古島。エコアイランド宮古島の趣旨等に賛同し、島の未来のための取り組みを進める事業所への認定制度についてご紹介いたしました。
エコアクション・カンパニー認定制度で認定された事業所は、2022年11月現在「Blue Star」が37件、「Silver Star」が10件、「Gold Star」が0件となっています。今後、「Silver Star」から「Gold Star」に認証される事業所が登場することが予想されます。
宮古島市、宮古島のために今後もさまざまな事業所がエコアイランド宮古島やSDGsの取り組みを進めていくことでしょう。島内はもちろん、島外の人々からも愛される宮古島。持続可能な島づくりは今後ますます活発になっていくのではないでしょうか。
エグチホールディングスはSDGsの実現に向けて取り組んでいます。