持続可能な開発目標として、2030年のゴールを目指して世界中で取り組みが進められている「SDGs」。17種類の目標を掲げ、個人単位から多国間での協力まで実に多様な形態をもって問題や課題の解決・解消に向けて動いています。
個人単位と前述しましたが、個人でできることについてピンと来ない方も多いのではないでしょうか。今回は4番目の目標「質の高い教育をみんなに」をピックアップし、個人でもできる取り組みをご紹介します。
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「質の高い教育をみんなに」は、老若男女および教育の種類や現場等を問わず、すべての人々に質の高い教育を実現するための目標です。国単位や企業単位など、大きな枠組みでの動きが想像しやすい目標ではありますが、では個人でとなると一体どういった取り組みがあるのでしょうか。
まず個人でできることのひとつに、世界の教育における「現状」を知ることが挙げられます。「質の高い教育をみんなに」と掲げていますが、日本はもちろん、世界における教育の問題や課題、現在の状況について理解しているとは言い難いものです。
まずは「現状」を知ることから始め、そのうえで「何ができるか」を考えると良いでしょう。もちろん、現状を知るということだけでも取り組みのひとつ。現状を知り考えること、家族や周囲と話題にすること、そういった行動によって教育を意識することも大切な一歩です。
教育に関するボランティア活動は多く、その内容も実に多岐に渡ります。子どもたちの野外活動や、工作などを教える教室、特定の環境にある子どもを対象に無料で開催される塾など、さまざまな現場でボランティアを募集しています。
子どもの教育に関わるボランティアだけでも、地域ごとに多くあります。放課後デイサービスといった、障がいのある子どもたちへの支援の場でもボランティアを募集しているケースも。
もちろん教育は子どもだけではなく、老若男女が対象です。また、地域の子育てボランティアも、教育に繋がる活動の一環です。自分に合った、教育関連のボランティアを選んでみるのも良いのではないでしょうか。
「質の高い教育をみんなに」は、学校に行くことができず、教育の機会を得られない子どもたちにも手を差し伸べることが大切です。教育に関するものを寄付するという活動も、SDGsの取り組みの一環となります。
たとえばお子さんが小学校で使っていたランドセルを寄付したり、文具や教材などを寄付したり。物品だけではなく、金銭面における寄付も多くあります。日本国内や海外など、寄付先はさまざまです。
SDGsの4番目の目標「質の高い教育をみんなに」の取り組み方にはさまざまな形があり、日本においては「塾に通えない子どもへの支援」や「安価で学習できるシステムを構築する」ことなども求められています。
「寺子屋」的なシステムや、ネットの動画を利用した安価で上質な教育アプリも登場するなど、少しずつ教育環境や教育関連企業は努力を重ねていると言えるでしょう。しかしそれはまだほんの小さな一歩であり、日本だけではなく世界中の全ての人々に質の良い教育を提供するために何ができるのか、より踏み込んだ対策と思案が必要です。
個人でできることには限りがありますが、まず身近な「教育」を知り、考えることから始めたいですね。
エグチホールディングスはSDGsの実現に向けて取り組んでいます。