17種類の目標を掲げる「SDGs」は、2030年のゴールが近づくにつれてその取り組みや動きもより活発になってきました。SDGsへの取り組みは国や企業などだけではなく、個人でも可能なことがたくさんあります。
そこで今回は5番目の目標「ジェンダー平等を実現しよう」にスポットを当て、個人単位でできる取り組みについてご紹介いたします。
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「ジェンダー平等を実現しよう」は、ジェンダーにおける平等はもちろんですが、とく女性への活躍などに重点を置いている目標です。女性と女児に対するさまざまな差別は、時代や国を問わず起こってきました。それらの差別をなくし、女性が活躍できる社会の構築が求められています。
ではジェンダー平等を実現するために、個人ではどんな取り組みができるのでしょうか。
まずジェンダー平等について個人がすぐに取り組めるものとして、家事や育児の分担が挙げられます。もちろん共働き家庭や、専業主婦など家庭の形態はさまざまですが、だからこそ平等な分担が必要です。
「これは女性がやるべき家事だ」と決めつけるのではなく、双方が平等だと思える分担を決めるようにします。生活の形態やリズム、家事や育児の総量などに応じて、偏りなく納得のいく分担をすることが大切です。
ジェンダー平等において問題となるのは「女性だから」制限され、差別されたり搾取されたりすることが挙げられます。日本においては女性の社会進出や、政治家や役職等の女性の割合が課題となることも多い特徴があります。
家庭においては、女性が「働きたい」「学びたい」「キャリアアップをしたい」といった意欲を見せたとき、それに賛同して後押しできると好ましいでしょう。これは女児にも言え、「女の子だから」と習い事や進学などを制限するのではなく、望む活躍ができるように環境を整えることが大切です。
世界で起こる女性への差別には、想像を絶するものが少なくありません。途上国においては虐待や児童婚、人身売買などのあらゆる暴力がなくならず、今も多くの女性や女児が苦しんでいます。
日本にいるとあまり見えてこない現実ですが、世界で何が起こっているのかを知ることも、個人でできる取り組みのひとつです。
SDGsのどの目標においても同様ですが、さまざまな団体が支援活動や慈善活動などをおこなっています。それはジェンダー平等においても同様で、国内外を問わず女性や女児への支援活動も少なくありません。そういった活動に参加したり、寄付したりすることも個人でできる取り組みのひとつです。
ジェンダー平等に対する個人での取り組みとして、「これは男性でなければならない」という思い込みを払拭することが挙げられます。「女性ならどうだろう」と視点を変え、これまで男性が担ってきた役割を女性に振ることで、新たな発見や発展がある可能性もあります。
政治の場面や、会社などでの役職など、いわゆる「男性社会」が長く続いた場所ほど、そういった可能性が多く隠れています。また家庭や学校などにおいても同様です。
いっぽうで身体的・体力的などの理由で女性ではどうしても難しい仕事や役割もあるため、そこを無理強いしないことも大切です。
世界中で女性や女児への差別や虐待などが問題となっています。現代の日本においても、少なからず女性差別が残っている面があります。SDGsの5番目の目標は、全ての女性や女児への差別をなくし、ジェンダーの平等を達成するためのもの。国や企業などが取り組むのはもちろん、個人の意識が変わることも必要です。
男性から女性への差別だけではなく、女性から女性への差別もあります。一気に全てを改善することは難しいですが、少しずつ女性や女児が活躍できる世の中となるよう、誰もが一歩ずつ進んで行くことが求められています。
エグチホールディングスはSDGsの実現に向けて取り組んでいます。