17種類の目標を掲げる「SDGs」は、個人の生活にとっても大変身近な存在になってきています。SDGsの取り組みは日々、新聞やニュース、インターネット、雑誌などさまざまな媒体で発信されています。それらに触れるうち、「個人で何ができるのか」を考える機会も増えているのではないでしょうか。
個人でできるSDGsに関する取り組みや活動は、それほど難しく考える必要はありません。これまでも個人でできる取り組みについて、各目標ごとにご紹介してきました。今回は個人でもできるSDGsとして、「おにぎりアクション」という企画にスポットを当ててご紹介します。
SDGsの17種類の目標は、一見すれば難しく壮大に感じるかもしれません。しかし個人でも気軽にSDGsの取り組みへの参加が可能です。商品を買ったり、SNSへの投稿によって寄付に繋がる取り組みもあります。
寄付に繋がる商品や寄付はたくさんありますが、今回ご紹介する「おにぎりアクション」は、気軽に参加できるものとして多くの人々から支持されています。
「おにぎりアクション」は特定非営利活動法人TABLE FOR TWO Internationalと、多くの協賛企業や団体によって開催されています。おにぎりの写真に、ハッシュタグ「#OnigiriAction」を添えてSNSに投稿するだけという、簡単なアクション。投稿された写真1枚につき、給食5食分に相当する額が協賛企業から提供され、アジアやアフリカの子どもたちに届けられます。
国内にとどまらず世界31カ国の人々が参加。2015年にスタートし、2020年のキャンペーンでは、およそ20万2千枚ものおにぎりの写真がSNSに投稿され、90万食の給食が寄付されました。「おにぎりで世界を変える」としたこのアクションは、大きな広がりを見せています。
この「おにぎりアクション」に参加するためのおにぎりの写真は、「食べている姿」でも「おにぎりだけ」でもOK。また手作りである必要はなく、購入したおにぎりでも良いという手軽さがあります。
SNSはFacebook、Instagram、Twitterが対象(非公開設定はNG)。普段の投稿と同様に、気軽に実施できるのが大きな魅力です。投稿された写真は「おにぎりフォトグランプリ」として審査され、より素敵なおにぎり写真には賞が与えられます。
2021年も「おにぎりアクション2021」の開催が決定。国連が定める「世界食料デー(10月16日)」に合わせ、10月5日から11月5日まで開催されます。
食の問題はSDGsにとっても非常に大きな課題です。この「おにぎりアクション」は以下の目標に関わるものであり、おにぎりの写真1枚で個人でも気軽に取り組めるSDGsとして注目を集めています。
「おにぎりアクション」の協賛企業は、日産セレナをはじめとした多種多様な企業が名を連ねています。なかにはこの「おにぎりアクション」とのコラボ企画を実施する企業も。
2020年の日産セレナの例では、おにぎり写真の投稿時にハッシュタグ「#OnigiriAction #乗ってるあいだも思い出に」をつけることで、アクションへの参加とともに給食10食分が寄付されるというものがありました。同様にSNSでコラボする企業や、対象商品の購入という形でのコラボなども。2021年もおそらく何らかのコラボ企画があるのではないでしょうか。
「おにぎりアクション」は、参加することによって手軽にSDGsの取り組みができます。ただ単純に「おにぎりの写真を撮る」だけで終わるのではなく、世界が抱える食の問題を考え、向き合うことが大切です。そういった意味でも、「おにぎりアクション」は個人や家族などで食について考えることができる、良いきっかけになるのではないでしょうか。
今回ご紹介した「おにぎりアクション」以外にも、個人で気軽に取り組めるSDGsの活動は多くあります。「商品を購入するだけ」といったものもあり、SDGsは大変身近な存在に。今後もさまざまな活動をピックアップしてご紹介いたします。
エグチホールディングスはSDGsの実現に向けて取り組んでいます。