持続可能な開発目標「SDGs」は教育の現場でも取り上げられ、子どもたちは学校でSDGsについて学んでいます。子ども向けのコンテンツや書籍も多く、子どもたちにとってSDGsは思いのほか身近な存在となっているようです。
学校では夏休みなどに自由研究の宿題が出されるケースが多いですが、そのテーマにSDGsを取り入れてみてはいかがでしょうか。今回はSDGsをテーマとした自由研究について、小学生向けの研究案をご紹介します。
SDGsは難しいという印象になりがちですが、子どもたちには柔軟に受け止められている傾向があります。意外と身近な取り組みも多いため、子どもの学年に合った形での自由研究としてもぴったりです。
自由研究で扱ったテーマはその学年だけで終わるケースが多いですが、SDGsは毎年続けて扱い続けられるテーマ。小学校の6年間をかけて、じっくりとSDGsに取り組んでみるのもおすすめです。
SDGsを自由研究に取り入れるなら、SDGsに関する書籍をポスターのような形で紹介してみるのはいかがでしょうか。小学生向けのSDGs関連書籍も次々に出版されており、どの書籍もわかりやすくSDGsについて解説しています。
1冊でもいいですし、数冊でも構いません。SDGs関連書籍を読んで紹介文を書くことは、SDGsに関して得た情報や学んだことをアウトプットする意味もあり大変有意義です。ただの読書感想文のようにするのではなく、「自分ならこう思う」「実際にやってみた」など、大きな紙に図解して書籍を紹介することによって、他の子どもたちにも伝わりやすくなります。
自由研究の基本のひとつに、研究テーマに関する新聞記事の切り抜きが挙げられます。SDGsに関するニュースは新聞でも多く扱われているため、切り抜きはおすすめです。
切り抜いた記事をまとめるときは、ただ台紙に貼り付けていくだけではなく、記事に対する感想などを書き添えられるといいですね。低学年には難しい記事があるかもしれませんが、ときには小学生向けのSDGs特集が組まれることもあります。幅広く集められるよう、数ヶ月分の新聞を保管しておくと良いでしょう。
SDGsの取り組みには個人でできる身近なものも多く、なかには小学生の子どもでも可能な取り組みがあります。実際に自分にはどんなことができるのか探し、実行してみてはいかがでしょうか。
内容によっては子どもだけで実行しにくいものもあるので、できればご家族の協力のもと、一緒に取り組みを探して実行することをおすすめします。どんなことを実行したのか、それによってどんな効果があるのか、そして実行した感想などを、写真やイラストも交えて綺麗にまとめられると良いですね。
自由研究のテーマとしてSDGsはとても優れ、子どもが自分自身でSDGsに関する問題について考え、取り組みや解決策を模索する機会を与えてくれます。将来の職業への興味に繋がるほか、世の中の仕組みに目を向けられるなど、有意義な学びを得られます。
自由研究としてSDGsをテーマにする、そのこと自体がSDGsの取り組みでもあるのです。今回ご紹介した内容は、あくまでも案のひとつであり、子どもの数だけ無数に研究内容が広がります。小学生の柔軟な思考だからこそのSDGsへの発想は、大人の予想を超えるものになるのではないでしょうか。
エグチホールディングスはSDGsの実現に向けて取り組んでいます。