いま、さまざまな媒体でSDGsに関する情報の発信が続けられています。テレビやラジオ、新聞、インターネットなど、SDGsという言葉に触れない日はないほどになっています。SDGsについて知るために、特定のメディアを情報源にするという方も少なくないでしょう。
そうしたSDGsの情報源として、自治体の広報紙も大きな役割を果たしていることをご存じでしょうか。そこで今回は、地域のSDGsを知るために欠かせない広報紙にスポットを当てていきます。
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地域の広報紙は多くの自治体で発行されており、基本的に毎月1回以上発行されています。紙面で各家庭に配布されるほか、インターネットでバックナンバーが閲覧できるなど、入手方法や閲覧方法はさまざまです。
エグチホールディングス本社の所在地、名古屋市では「広報なごや」が毎月1日に発行されています。またこの「広報なごや」においても、千種区、北区、守山区ではそれぞれの区版が数ページ印刷されているといった特徴があります。
こうした広報紙はSDGs情報の宝庫。SDGs情報も含め、広報紙にはどんな情報が記載されているのか見ていきます。
自治体の広報紙の特徴として、その自治体や各地域における催しやイベント、市政情報、健診情報、役所からのお知らせなど、暮らしに必要な情報が記載されている点が挙げられます。また防災情報やレジャーガイドなども見られ、バラエティ豊か。最近では、コロナワクチンに関する情報も欠かせません。
今はインターネットで必要な情報が入手できる時代ですが、広報紙には身の回りの、そして暮らしに必要な情報が凝縮されています。インターネットが使えない方も、広報紙によって情報を得ることが可能です。逆にインターネットで閲覧できるバックナンバーにて、目の不自由な方を対象とした「音声版」を発行している自治体もあります。
基本的に各家庭に配布されますが、配布の形式は「町内会・自治会やマンションの管理組合が配布している」「自治体から委託された業者や個人がポスティングしている」など、自治体によって異なっています。もし広報紙が配布されていないという家庭は、まずは広報紙の発行元の自治体に問い合わせることをおすすめします。
人々の生活に必要な情報が詰まった、自治体の広報紙。そんな広報紙で見られるSDGs情報には、多彩な種類が見られます。
上記は見て明らかなSDGs関連の情報です。イベントやボランティア、講演会などは基本的に自治体が運営するものが記載されています。これらのなかには、SDGs以前から恒常的に記載され続けている情報も少なくありません。
2022年8月の「広報なごや」では、6面・7面の「自然・環境」に注目。森作りや自然観察会、打ち水大作戦など、環境について考えるイベントなどが並んでいます。また、「エコパルなごや」の催しとして記載されている「SDGsに貢献する植物サボテン!?サボテン寄せ植えをやってみよう!」や「家庭の古紙を活用!かんたんアクセサリー作り講座」のような、小学生を対象にしたイベントも見られます。
もちろんこれらだけではなく、多くのイベントや講演会、情報などにおいてSDGsに繋がるものが記載されているのです。
自治体の広報紙について見て来ましたが、実際のところは広報紙に記載されている内容はその大半がSDGsにつながります。2022年8月の「広報なごや」では、少なくとも以下の目標につながる内容があります。
もちろん広い意味では、他のSDGsの目標とも関係し、広がっていきます。とくに「すべての人に健康と福祉を」は、広報紙の存在そのものを示す目標とも言えるでしょう。
全家庭に配布され、全ての市民の健康と福祉に関する情報が記載されている広報紙。普段はあまり内容を意識しないという方も、この機会に一度、広報紙の隅々まで目を通してみてはいかがでしょうか。
エグチホールディングスはSDGsの実現に向けて取り組んでいます。