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【SDGs】住み続けられるまちづくり、「災害拠点病院」とは


日本は自然災害が多い国です。台風や豪雨、大雪などはもちろん、何よりも甚大な被害をもたらす地震があります。こうした自然災害と共存している日本だからこそ、災害への備えに対しての意識は高いと言えるでしょう。

 
SDGsの目標11「住み続けられるまちづくりを」は、災害に対する強靱さも必要です。災害の多い日本においては、常に災害への備えや技術開発などが進められています。そして災害への対処と備え、災害後の復興も含め、どうやって「住み続けられるまちづくり」を進めていくのか、国や自治体、企業だけではなく住民である個人にも大きく関わってきます。

 
今回から少しのあいだ、災害に関するキーワードをピックアップ。まずは「災害拠点病院」についてご紹介いたします。

 
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【SDGs】災害時に大きな役割を果たす「災害拠点病院」とは


災害時に機能しなくなったり、外来や新患の受付ができなくなる病院は多々見られます。災害だけではなく長期間に及ぶ大規模停電でも同様です。そういった状況下においても、機能している病院「災害拠点病院」があります。

 
では「災害拠点病院」とはどのような病院で、どこにあるのでしょうか。

 

「災害拠点病院」とは?

前述しましたが、災害拠点病院とは、災害が発生した際に医療行為を実施する医療機関です。また、災害時に医療行為を実施する地域の医療機関との連携や支援などもおこないます。平成8年に当時の厚生省によって制度化され、「災害時における初期救急医療体制の充実強化を図るための医療機関」として成り立っています。

 

「災害拠点病院」の条件とは?どこにある?

災害拠点病院には必要な機能・条件があり、以下はその一部です。一部の内容ではありますが、高度な設備や機能を持つ病院が災害拠点病院の条件を満たすことがおわかりいただけるかと思います。

  • 24時間の緊急対応ができ、被災エリアの傷病者等の受入れや搬出可能な体制を持つ
  • 災害が発生した際、被災地からの傷病者等の受入れ拠点になる
  • 災害派遣医療チーム(DMAT)の保有と、その派遣体制
  • 救命救急センターまたは、第2次救急医療機関
  • ヘリコプターによる搬送時には、同乗する医師の派遣可能が望ましいこと

 
また、災害拠点病院には「基幹災害拠点病院」「地域中核災害拠点病院」「地域災害拠点病院」があり、それぞれに役割があります。災害拠点病院は各都道府県にあり、原則として「基幹災害拠点病院」は都道府県ごとに1箇所、「地域災害拠点病院」は原則として二次医療圏に1箇所あります。

 
お住まいの地域の災害拠点病院を知りたい場合は、厚生労働省のホームページや、各当道府県のホームページなどで確認することが可能です。たとえばエグチホールディングスの所在地である名古屋市守山区の場合、名古屋第二赤十字病院や名古屋大学医学部附属病院、名古屋市立大学医学部附属東部医療センターが該当します。

 
また、インターネットで「○○(自治体名) 災害拠点病院」と検索をすれば、すぐに周辺の災害拠点病院の情報を得られます。

 

【SDGs】「災害拠点病院」は災害時の命を守り、まちづくりを支える存在


災害時に大きな役割を果たす災害拠点病院についてご紹介いたしました。被災したとき、怪我や病気にかかったらどうすれば良いかわからないという混乱も生じます。実際に通院できるかどうかは、そのときにならなければわかりませんが、事前に自分が住む地域に対応する災害拠点病院を知っておくことによって、安心感や治療への可能性は大きく変わります。

 
災害拠点病院は災害時の命を守る存在であるのはもちろんですが、まちづくりを支える存在でもあるのです。災害について訓練したり備えたりするとき、災害拠点病院についても確認できると良いですね。

 
エグチホールディングスはSDGsの実現に向けて取り組んでいます。

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