地球が抱えるさまざまな問題を解決し、誰もが暮らしやすい社会を実現するために掲げられた「SDGs」。2030年を達成期限として定めた目標で、世界中で目標達成に向けて取り組まれています。企業の活動はもちろん、教育の現場にも取り入れられており、一人ひとりがじっくりと向き合わなければいけない課題といえるでしょう。
新型コロナウイルス感染症の位置づけが5類に移行後、初めて迎える夏休み。「1ヶ月以上ある夏休みを利用して、楽しく有意義な経験をさせてあげたい」とお考えの方も多いのではないでしょうか。そこで今回は、「帰省」でできるSDGsの取り組みにスポットを当ててご紹介いたします。
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SDGsは一人ひとりが問題意識を持ち、行動を起こすことが不可欠です。しかし、「難しそう」「取り組み方がわからない」というイメージが強く、多くの人がSDGsを実践できていない現状にあります。
ここでは、夏休みの帰省先でできるSDGsについてご紹介いたします。普段会えないおじいちゃんおばあちゃんと一緒に取り組める活動ばかりなので、ぜひ参考にしてください。
日本の夏の風物詩を楽しみたいなら、おじいちゃんおばあちゃんと一緒に地域の夏祭りに出かけるのがおすすめ。その土地ならではの伝統や風習に触れることができるため、幼いころからSDGsの重要性について学ぶことができます。
夏祭りは子どもたちの好奇心や発想力を育む絶好の機会。昔懐かしい夏祭りで最高の思い出を作ってみてはいかがでしょうか。
「夏」を満喫できる体験は子どもたちの気分が盛り上がります。なかでも、家族みんなで味わう「流しそうめん」は格別。流れるそうめんを見ているだけで、「涼」を感じることができます。
ミニトマトやきゅうり、うずらの卵、海老など、変わり種を流すとさらに盛り上がること間違いなし。夏の思い出作りに最適です。また流しそうめんの準備を手伝えば食育に、帰省先で生産された野菜などを使うことで食に関するSDGsの取り組みにつながりますよ。
田舎に帰省するなら星空を観察してみましょう。街明かりの少ない場所は空気も澄んでいるため、都会では見られない満天の星を眺めることができます。
もし、自由研究のテーマが決まっていないなら、星座について調べてみるのもおすすめです。都会では星があまり見えなくなった昨今、星座や星座の由来、星の観察などの調査は、地球環境問題を考えるきっかけにもなり、SDGsに大きく関わっていきます。五感を研ぎ澄まし、星空を観察してみてはいかがでしょうか。
自動車は私たちの生活に欠かせない存在ですが、自動車から排出されるガスは地球温暖化を進める要因とされています。国土交通省のWebサイトによると、自家用自動車の二酸化炭素排出量は鉄道の約9倍、飛行機の約6倍、バスの約2.7倍であると報告されています。
そこで、帰省のSDGsとして公共交通機関を利用してみるのもおすすめです。公共交通機関は地球にやさしい移動手段でもあり、SDGsの7番目の目標「エネルギーをみんなに、そしてクリーンに」、11番目の目標「住み続けられるまちづくりを」、13番目の目標「気候変動に具体的な対策を」の達成にもつながるため、環境保全に貢献できます。
移動時間を非日常と捉えれば、帰省の長距離移動が楽しくなりますよ。
世界中の国々がSDGs達成に向けて多くの取り組みを実施していますが、伝統文化に触れることや美しい星空を観察することもSDGsにつながる取り組みのひとつです。おじいちゃんおばあちゃんが続けてきたていねいな暮らしは、地球にやさしい循環生活の元祖。夏休みに帰省する際、おじいちゃんおばあちゃんから昔ながらの生活について話を聞いてみてはいかがでしょうか。
エグチホールディングスはSDGsの実現に向けて取り組んでいます。