さまざまな企業や団体において、SDGsへの取り組みが加速しています。周囲を見渡すだけでもSDGsに取り組む企業による製品はあふれかえっています。たとえば手元にあるパソコンやスマートフォンなども、製造した企業や販売した企業などで、何らかのSDGs活動を実施していることでしょう。それは、自身が住む地域を見渡しても同様です。
エグチホールディングスの本社がある愛知県においても、エグチホールディングスをはじめ、SDGsへの取り組みを進めている企業は数多くあります。今回はそうした愛知の企業のSDGsから、「コメ兵」として長く親しまれる「株式会社コメ兵ホールディングス」にスポットを当ててご紹介します。
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「大須のコメ兵」として地元で長く愛されている「株式会社コメ兵ホールディングス」。愛知県名古屋市中区(大須)に本社があり、「リユース」の第一人者とも言える事業展開を続けてきた企業です。
コメ兵はどのような歴史を持ち、そしてSDGsへの取り組みにはどのようなものがあるのか見ていきましょう。
コメ兵の事業そのものがSDGsであるとも言えますが、「リユース」を身近なものにしたのは、SDGsがスタートするよりももっと前、戦後間もなくのことでした。創業者による開業資金集めの衣類の行商、そして1947年の「米兵商店」開店からスタートします。それからおよそ75年、訪日観光客の増加が見られるなか「KOMEHYO」へのリブランディングを経て、2017年の創業70周年にはホールディングス体制をスタートさせるなど、常に時代のニーズに合った変化を遂げてきたのです。
「時代のニーズに合った」と表現しましたが、しかし根底にある「リユース」は変わらず、「コメ兵」では次世代へとモノを繋げていく「リレーユース」を続けています。事業および店等で扱うリユース品は拡大。ブランド品などの偽物を排除するための体制を整えるなど、リユースへの安心と安全の取り組みも進められています。
「コメ兵」のSDGsとして、目標12「つくる責任 つかう責任」が第一に挙げられます。誰かが不要になったものを買い取り、必要とする人に売る、そうしたリユースを継続していくために「コメ兵」では以下のような取り組みが見られます。
サステナビリティはビジネスモデルそのもの、「コメ兵」は公式サイトでそう表現しています。生活者と共創する「たくさんのモノの価値」が長く循環する社会を目指しているとのこと。「コメ兵」が構築しようとしている「持続可能なバリューチェーン」は大変重要であると共に、人々の生活や環境の保護に大きな役割を持つと言えるでしょう。
愛知の企業のSDGsとして、今回は「株式会社コメ兵ホールディングス」にスポットを当ててご紹介いたしました。古着の買い取りから始まった「コメ兵」は、何十年もモノの循環を続けてきました。そしておそらくこれからも長く続いていくことでしょう。
モノの循環と持続可能な社会へ、今後も「コメ兵」のリユース、そしてリレーユースが「買い取り」業界などを力強く牽引していくのではないでしょうか。
エグチホールディングスはSDGsの実現に向けて取り組んでいます。