「SDGs(エスディージーズ)」は、持続可能な17種類の目標を掲げ、世界中で取り組まれています。もちろん日本でも、政府単位、各省庁単位はもちろん、企業や教育期間、NPO団体など、さまざまな組織がそれぞれのやり方で取り組み、2030年のゴールに向けて動いています。
SDGsに関する取り組みは、個人でもできるもの。そこで今回は、17種類の目標のうち、1番目の「貧困をなくそう」について、個人でできる身近な取り組みをご紹介します。
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「貧困をなくそう」は、文字通り世界から貧困をなくすという目標です。さらに細かく設けられた7種類のターゲットのもと、貧困のない世界を目指して世界中で対策が練られています。
金銭面や栄養面、教育や差別といったものから生じる貧困や、災害による影響がもたらすものなど、「貧困」は多岐に渡ります。これらの「貧困」をなくすために、個人でもできる取り組みがあるのです。
まず、すぐにできる取り組みには「寄付」があります。私たちにとって最も身近な寄付には、募金があるのではないでしょうか。誰もが経験したことがある「赤い羽根共同募金」をはじめ、さまざまな募金が存在しています。
国内はもちろん、海外にも支援することができるのが寄付の大きな特徴と言えるでしょう。ほんの少しの額であっても、貧困に苦しむ国へのさまざまな支援に繋がります。寄付先によっては、2番の「飢餓をゼロに」や3番の「すべての人に健康と福祉を」など、他の目標にも貢献することができるのです。
いま、広がりつつあるのが「フェアトレード」という言葉です。これは途上国から仕入れる「モノ」を適正価格で継続的に取引し、生産者である人々に正当な対価を届け、彼らの生活を守ることに繋がるものです。
フェアトレードの動きが起こる背景には、途上国産の「モノ」が大変な安価で販売されている事実が挙げられます。そのため、生産者や労働者の貧困が進んだり、環境の破壊が起こったりと、日本では考えられないような負のサイクルに陥ってしまっているのです。
わたしたちの最も身近なところで言えば、コーヒー豆やカカオ豆がフェアトレードの代表的な存在。コーヒーやチョコレートを購入する際、「フェアトレード認証」のマークがついている場合があります。それらの商品を購入することで、遠い途上国の生産者や労働者たちの生活を間接的に守ることになり、貧困の解消への一助となります。
日本でも、子どもの貧困が大きな問題となっています。家庭環境をはじめとしたさまざまな要因により、貧困の影響が子どもに大きく降りかかってしまうのです。昨今では、「子ども食堂」や「寺子屋」などの動きも盛んになってきています。
ふと周囲に目をやれば、身近な場所に子ども食堂や寺子屋があるかもしれません。「子どもの貧困を助ける場所」が、寄付やボランティアを募っていれば、そこに手を差し伸べてみるのも、個人でできる取り組みのひとつです。2番の「飢餓をゼロに」や、4番の「質の高い教育をみんなに」にも通じる活動でもあります。
1番の「貧困をなくそう」にスポットを当ててご紹介しました。今回ご紹介した取り組み以外にも、個人でできる取り組みはたくさんあります。まずは周囲に目を向け、新聞や公共施設など、身近な存在のなかに自分ができる取り組みが紹介されていないか、そしてヒントが隠れていないか、探してみてはいかがでしょうか。
お子さんがいるご家庭の場合、学校からもらってくるプリントや広告類にも、SDGsに繋がるものがたくさんあります。個人での取り組みは決して難しいことではありませんので、できることから初めてみることをおすすめします。
エグチホールディングスはSDGsの実現に向けて取り組んでいます。