近年、「サステナブル(もしくはサスティナブル)」という言葉を見聞きするようになりました。テレビやインターネット、雑誌や新聞など、あらゆる場面でサステナブルという言葉が使われています。
「SDGs」の話題で使われていたり、SDGs抜きで使われていたりと、その形はさまざまです。しかしサステナブルは、SDGsと深い関係がある言葉。今回はこの「サステナブル」という言葉の意味などにスポットを当ててご紹介いたします。
<関連記事>
SDGs 世界を変える為の17の目標
【SDGs】エグチホールディングスが宮古島で取り組む「SDGs」とは?
【SDGs】世界を変えるための17の目標、「SDGs」とは?
「SDGs」という言葉は「Sustainable Development Goals」の略称です。これには「持続可能な開発目標」という意味があります。2030年を目標に、17種類のゴールと169種類のターゲットが設定され、「持続可能な世界」を実現するために掲げられている国際的な開発目標です。
世界中でさまざまな取り組みがおこなわれていますが、この「SDGs」の「S」の部分に「Sustainable(サステナブル)」が使われています。つまりサステナブルには、「持続可能な」という意味があるのです。
サステナブルと同様に、「サステナビリティ(Sustainability・持続できる)」もよく使われます。「持続可能な世界」のためにおこなわれている取り組みや、思想、キーワード、そのほかあらゆるものにもサステナブルやサステナビリティという言葉が用いられます。
上記以外にも「サステナブル」に関するものは多くあり、そのどれもが「持続可能な世界」を考慮し、自然環境や未来の生活などを守るためのプロセスが盛り込まれています。SDGsの17のゴールと169のターゲットに貢献しているのはもちろん、世界中で進められている取り組みの一端を担っているのです。
SDGsで掲げているゴールやターゲットは、地球そのものが抱えている問題をどう解決し、未来へと持続する社会を構築できるか、そして持続可能な世界を受け継いでいくことができるかが大切です。SDGsにとって重要であるサステナブルという言葉には、多くの期待と地球の未来がかかっています。
SDGsが掲げるものは、自然環境の保護、地球温暖化問題、資源やエネルギーの問題、教育やジェンダー、医療など、実に多岐に渡ります。ひとつの国だけで成し遂げるのではなく世界中で達成することが求められ、それは途上国や貧困国、紛争地域などへの支援という形も重要になっているのです。
石けんなどで知られる「花王」が、食と暮らしに対する「サステナブルライフスタイル」の取り組みをおこなっています。また「大和ハウス」では、「サステナブルジャーニー」というWebマガジンを発行するなど、サステナブルの取り組みを広くおこなう企業が増えています。身近な企業での取り組みを知ることも、サステナブルという言葉の大切さを知ることに繋がるのです。
わたしたちが個人で触れることができる「サステナブル」には、実に多様なものがあります。フードロスを減らす、環境に配慮して作られた食品や衣類を手に取る、それだけでもサステナブルのひとつであり、SDGsのスタートとも言えるのではないでしょうか。
エグチホールディングスはSDGsの実現に向けて取り組んでいます。