持続可能な開発目標「SDGs」を巡る動きは活発になってきており、個人単位での取り組みも注目され始めています。いっぽうで「個人でできること」には何があるのか、目標によってはなかなか思い浮かばないものもあるのではないでしょうか。
SDGsが掲げる17種類の目標は、どの目標も個人でできる取り組みが必ずあります。今回は11番目の目標「住み続けられるまちづくりを」をピックアップし、個人でできる身近な取り組みについてご紹介いたします。
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SDGsの11番目の目標、「住み続けられるまちづくりを」は、居住に関する問題への対策や取り組みが必要です。もちろん途上国への支援や保護も重要視され、周囲だけではなく世界における居住について先進国からの働きかけや取り組みが求められます。
包摂的かつ持続可能なまちづくりのため、世界規模における居住計画や、居住に関する管理能力の強化が大切。まちづくりだけではなく、世界中の文化遺産や自然遺産の保護・保全、そして人々が住み続けられる持続可能な社会のためには、地球環境そのものの改善も進めていかなければなりません。
個人でできる取り組みは世界規模を考える必要はなく、まず「自分が住む場所」を見つめることからスタートします。
「住み続けられるまちづくり」について、まずは自分が住む場所、つまり地域のことについて知ることが大切です。地域ではどんな活動をしているのか、どんな自治がおこなわれているのか。またインフラや防災に関しても、知っているようで知らないことはたくさんあります。
自分が住む地域について知ることは、「住み続けられるまちづくり」の取り組みの「はじめの一歩」になります。
個人で「住み続けられるまちづくり」の取り組みをする場合、地域の活動への参加がおすすめです。
ほかにも地域活動は多く、地域の広報誌や回覧板、町内の掲示板、インターネットなどで情報を集めることができます。地域でおこなわれる活動などへの参加は、地域活性化やまちづくりに繋がるものばかりです。
上記のように地域の活動は幅が広いため、誰かと協力しながら参加するものはもちろん、個人で気楽に参加できるものもあります。
日本は地震や台風など、自然災害が多い国です。日頃から防災意識を高めておくことは、SDGsの「住み続けられるまちづくり」にも大きく役立ち、地域を支える基盤のひとつにもなります。
個人でできるSDGsの取り組みとして、11番目の「住み続けられるまちづくりを」にスポットを当ててご紹介いたしました。「住み続けられるまちづくり」には住民の存在が欠かせません。居住し、生活を営んでいくことで「まち」が育っていきます。
親族や友人の住む地域の情報をはじめ、海外の衣食住などに関する情報や支援の形などを調べてみることも、大きな取り組みのひとつになります。SDGsの取り組みとしてはもちろんですが、SDGsがなくとも自分の居住地や他の地域について知り、寄り添っていくことが大切です。
エグチホールディングスはSDGsの実現に向けて取り組んでいます。