2021年8月現在、新型コロナウイルス感染症が世界中で猛威を振るっています。帰省はもちろん、観光も思うようにできない日々を過ごしている方は多いのではないでしょうか。とくに沖縄は深刻な状態が続き、県外からの来訪自粛を訴えています。
沖縄には西表島や石垣島、宮古島といった魅力的な離島が多くあり、この「リゾLABO」でも常にご紹介してきました。沖縄の楽しみ方は「現地へ行く」のが最適なのは間違いないですが、感染拡大が続く現状では難しいと言えるでしょう。
しかし、「オンラインツアー」で沖縄の島々を楽しむという方法があります。そこで今回は、自宅から一歩も出ずに、沖縄を旅行している気分になれるオンラインツアーについてご紹介します。
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沖縄の事業者や全国展開する旅行代理店など、運営元はさまざまですが、沖縄を対象としたオンラインツアーはたくさんあります。コロナ禍が始まってほどなくした頃にはすでに登場し、その後続々とその数や種類を増やしています。
オンラインツアーとは、文字通り「オンライン」で観光地を楽しむツアーのこと。現地と自宅をインターネットでつなぎ、現地の様子をリアルタイムでガイドに案内してもらう形が基本です。ツアー時間は1時間ほどのものや、ブロックに分けて数時間かかるものなどあり、選択肢は幅広いと言えます。
オンラインツアーはイベント形式を取るものもあれば、通常の旅行と同様のツアー形式を感じさせるものなどさまざま。なかにはアクティビティをオンラインで体験できるツアーや、当日まで行き先がわからないというツアーもあり、参加者を楽しませる工夫が凝らされています。
オンラインツアーでは、前述のとおり現地と自宅をインターネットでつなぎます。そのため、以下の3種類を事前に用意しておく必要があります。また、各種ツールが正常に動作するかどうか確認しておくことも大切です。
オンラインツアーでは、各種ツールを利用してリアルタイムで現地の状況を見せてもらう(ライブ配信)とともに、こちらからの質問ができるなど、双方向でのコミュニケーションが可能です。
テレビで観光地の様子を見る場合は、こちらから希望や質問などを伝えることはできず、「視聴者」の枠を抜け出すことはできません。しかしオンラインツアーであれば、気になる事柄を質問したり、現地のガイドから情報を直接もらえたりと、まるで現地にいるかのような臨場感のあるひとときが過ごせます。
オンラインツアーのメリットは多く、とくに昨今の感染拡大の状況下においては「現地に行かずに、行った気分になれる」のが最も大きなメリットでしょう。いつか実際に行きたいと思っている場所を、事前にオンラインツアーで確認するという活用方法やメリットもあります。
また沖縄のオンラインツアーの場合、実際の旅行では数日かけて行かなければならない島々を、一日で複数楽しむことも可能です。もちろんツアーの内容や日程、選び方などで変わりますが、実際に現地に行くよりもスケジュールが組みやすいケースも見られます。ツアーによっては、特産品やお土産が自宅に届くものもあり、インターネット越しだけではない楽しみ方も可能です。
そして「費用が安い」ことも、大きなメリットのひとつ。沖縄のオンラインツアーは、無料のものもあれば1,500円ほど~5,000円ほどのものなどもあり、実際の旅費と比べるとはるかに安く済みます。
オンラインツアーのデメリットは、とてもシンプルで、「現地に行けないこと」と「自由行動ができないこと」。これは通常の旅行ではないため、やむを得ないデメリットと言えるでしょう。オンラインツアーに参加する方は、これらのデメリットも承知の上であることと思います。
またデメリットとは少し異なるかもしれませんが、「定員」には注意が必要です。通常の観光ツアーよりも、オンラインツアーのほうが定員が少ない傾向があります。
オンラインツアーの「定員」は、ビデオ通話ツールの「同時接続人数」であるケースが大半。大人数でオンラインツアーに参加したい場合、全員一緒に参加することが難しいケースも考えられます。オンラインツアーを探す場合は、定員を必ず確認するようにしましょう。
西表島や石垣島、宮古島など魅力的な離島を有する沖縄県。リゾートや移住、不動産投資など、さまざまな目的で多くの人々が訪れています。しかしコロナ禍の現在は大幅な自粛が求められ、これまで通りに観光できずもどかしい思いをされている方も多いことでしょう。
今はひとまずオンラインツアーで現地を楽しみ、コロナ禍が過ぎ去ったら、オンラインツアーで巡った場所に遊びに行けると良いですね。オンラインツアーと並行して、西表島や石垣島、宮古島といった離島の特産品を取り寄せてみるのもおすすめですよ。