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超電導で走る!「リニアモーターカー」を知ろう!

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東京と大阪をつなぐ「リニアモーターカー」の話題を、ニュースやインターネット、新聞などで見たことがある人も多いのではないでしょうか。

リニアモーターカーは、時速およそ500Kmで走ることができ、東京から大阪まで1時間ほどで行けてしまうという、夢のような乗り物なのです。新幹線(しんかんせん)では2時間から3時間(停車駅や、新幹線の種類によってかわります)かかることから、リニアモーターカーのすごさがよくわかりますね。

今回はそんなリニアモーターカーがどんなしくみで動いているのか、そして東京と大阪のあいだで開通(かいつう)するのはいつになるのか見ていきましょう。

 

リニアモーターカーってなに?どうやって走るの?

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リニアモーターカーは、ふつうの電車や新幹線と大きくちがいます。そのちがいとは、「車輪(しゃりん)で走らない」こと! 電車や新幹線だけではなく、自動車や自転車、小さい子どもの三輪車(さんりんしゃ)も、すべて「車輪」を使って走りますよね。しかしリニアモーターカーは、なんと宙に浮いているんですよ。

 
※画像は「リニア・鉄道館(JR東海)」の「超伝導リニアMLX01-1」です。

宙に浮いて走る!リニアモーターカーのしくみ

リニアモーターカーはなぜ宙に浮くことができるのでしょうか。そのひみつは、「超伝導(ちょうでんどう」。超伝導とは、金属に電気が流れやすくなっている状態(じょうたい)のこと。そこに電気を流すと、とても強い磁石(じしゃく)になるのです。

その磁石になったレールと、リニアモーターカーにも取り付けられた超伝導磁石によって、車体を浮かせて動かすことができるんですよ。車体の超伝導磁石が通ることで、レールと磁石同士が反発(はんぱつ)したり、引っ張り合ったりします。それによって、宙に浮いたリニアモーターカーが前に進んでいくのです。

磁石ですからもちろんN極とS極があり、反発する力も引っ張り合う力も、N極とS極によるものなんですね。

東京と大阪間のリニアモーターカーはいつ開通するの?

東京と大阪の間を通るリニアモーターカーは、今すぐ開通するわけではありません。いま開発(かいはつ)と建設(けんせつ)が進められていますが、1年や2年先というわけでもありません。実はリニアモーターカー開通はもっともっと先のこと!

東京(品川・しながわ)から名古屋がまず先に開通・開業(かいぎょう)する予定になっています。それでも2027年という計画なのです。

そして東京(品川)から大阪の間は、なんと2045年! 東京・名古屋間よりもさらに20年近くたってからという計画なのです。しかし大阪の計画は、8年ほど早めようという話もあり、実際にはもう少し早くなるかもしれませんね。

リニアモーターカー体験ができる「リニモ」!

「開通まで待ちきれない!」という人は、愛知県名古屋市の藤が丘(ふじがおか)や、長久手市(ながくてし)などに行ってみましょう。愛知県には東部丘陵線(とうぶきゅうりょうせん)の「リニモ」というリニアモーターカーが走っています。時速100Kmほどですが、リニアモーターカー体験をすることができますよ。2027年、そして2045年の体験を先取りできるかもしれませんね。

※運行路線(うんこうろせん)・時刻表(じこくひょう)などは、東部丘陵線(リニモ)の公式HPでご確認ください。

 

リニアモーターカーの開通で、より便利な世の中に

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リニアモーターカーの開通はまだずっと先のこと。いま小学生の子どもたちが大人になるころまで待たなければなりません。しかしリニアモーターカーが開通すれば、東京と大阪間の移動時間(いどうじかん)が短縮(たんしゅく)され、より便利な世の中になるのではないでしょうか。

電気と磁力で走るリニアモーターカーが開通するまで、気長に、そして楽しみにして待ちたいですね。

 
※画像は愛知県を走るリニアモーターカー「リニモ」です。

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