地球の生物が生きていくために、大切なそんざいである太陽。そんな太陽のエネルギーを、わたしたちはさまざまな形で利用しています。朝起きて太陽の光をあびることで、体内時計がリセットされたり、植物が育つためにひつようだったり。そして「太陽光発電(たいようこうはつでん)」もそのひとつですね。
太陽光発電は、太陽の光エネルギーで電気を作り出しています。そして太陽の光エネルギーを使う「太陽電池(たいようでんち)」によって動いたり、使えるようになったりするものもたくさんあるのです。今回は「太陽の光」を利用するもののなかから、身近なものをご紹介します!
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太陽の光を使うものは、とてもたくさんあります。そんななかから、とくに身近にあるものや、使ったことがあるものをピックアップ! 家のなかをみわたしてみることで、次々に見つかるかもしれませんよ。
家のなかでずっと使っているものでも、外から入ってくる光や蛍光灯(けいこうとう)などの光で充電されます。そのため、わざわざ外に出して太陽の光を当てるひつようがないのがとくちょうです。
小さい子どものうちから身近にある「おもちゃ」には、太陽光を使うものがたくさんあります。小さな太陽電池のパネルがはりつけられ、太陽の光が当たることで動くおもちゃです。首をゆらゆら動かす人形をはじめ、車や電車などをよくおもちゃ売り場でも見かけますね。
また、小学生の工作用として、「ソーラーパワーで動く〇〇キット」といったようなセットが売られていることも。自分で太陽電池を使うおもちゃを作ることができ、自由研究のテーマにする子どもも多くいます。
太陽光を使うものとして、よく使われるのがライトやランタンです。とくにライト(ソーラーライト・ガーデンライト)は、庭や玄関(げんかん)で使っている家も多くあります。夜になると自然に光ったり、人が通ることで光ったりするライトの多くは、太陽の光で充電(じゅうでん)して使います。
アウトドアで使うランタンにも、同じようなものが多くあるんですよ。こういったランタンは、災害(さいがい)で停電(ていでん)したときにも使えるのでべんりです。
電卓(でんたく)や腕時計(うでどけい)にも、太陽光を使うものがたくさんあります。とくに電卓は、今では太陽光を使うもののほうが多いくらいです。家にある電卓をチェックしてみましょう。右上や左上に黒く四角い、光を集めるための窓があるのがとくちょうです。
太陽の光や、蛍光灯の光を当てているのに電卓が使えないことがあります。その場合は、「液晶画面(えきしょうがめん)」の電池がなくなっているケースが考えられます。液晶画面用の電池を交換(こうかん)できるのであれば交換し、そうでなければ買いかえましょう。
今回ご紹介したもののほかにも、太陽光を使うものはたくさんあります。もちろん家の外や街のあちこちでも、さまざまな場所で使われています。まずは家のなかから、親子でゲーム感覚でさがしてみてもいいですね。そしてお天気の良い日に親子で散歩がてら、外をさがしてみてはいかがでしょうか。いつも何気なく見ているものも、ちがう目線で見ることができ、自由研究のテーマにもおすすめですよ。