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静電気ってなに?静電気のしくみを知ろう!

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なにかをさわったとき、「バチッ」と音がしたり、さわった手が痛くなったりすることがあります。これは「静電気(せいでんき)」によるもので、だれもが小さなころから経験しているのではないでしょうか。

 
「静電気」は「条件(じょうけん)」さえそろえばいつでも起こるものですが、とくに冬に多くなります。今回は「静電気」はどうして起こるのか、そのしくみをご紹介します。

 
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静電気は電気のバランスがくずれることで起こる!

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「静電気」はその名前のとおり、電気が関係しています。コンセントもプラグも電化製品(でんかせいひん)もない、電気があるようには思えない場所でも起こる静電気。しかし電気は、どんな「物」にもそんざいしているのです。もちろん、人間にもあるんですよ。

原子のなかにある電気のバランス

「物(物質・ぶっしつ)」を作っている「原子(げんし)」は、プラスとマイナスの電気を持っています。そんなプラスとマイナスの電気の数が、それぞれ同じときはバランスがとれていて、静電気は起こりません。しかし、電気の数のバランスがくずれてしまうことがあるのです。

電気の数のバランスがくずれて、静電気が起こる!

電気の数のバランスがくずれてしまうとき、それは物と物とがこすれあったり、くっついていたものがはがれたりするときなどです。こすれあったり、はがれたりするとき、おたがいの電気もはなれてしまうことがあります。

 
たとえばAにプラスとマイナスが10個、Bにも同じ数の電気があったとします。こすれあうことで、Aからマイナスの電気が数個、Bにいどうしてしまうことがあるのです。そのとき、「原子」から「電気」が外に飛び出しているじょうたいになります。これを「静電気」とよんでいるのです。

 
服をぬいだり、着ている服がなにかとこすれあったり、ブラシでかみの毛をといたり、さまざまな理由で人間の体には静電気がたまります。そんな静電気がたまっているときに、ほかの「物」にさわることで体にたまった静電気が放出(ほうしゅつ)されます。つまり、「放電(ほうでん)」されるのです。そのときに「バチっ」と音が鳴ったり、痛みを感じたりするんですね。

 
雷(かみなり)も静電気のなかまです。雲のなかにある小さな氷の粒がこすれあうことで、静電気がたまっていくんですよ。つまり雷は「巨大な静電気」なんですね。

下じきとかみの毛をこすってみよう!

下じきとかみの毛をこすりあわせて、かみの毛が下じきにくっつく遊びがありますね。だれもが一度はやったことがあるのではないでしょうか。これも、静電気によるものなのです。電気と電気は引っぱりあったり、はなれたりするせいしつがあります。かみの毛が下じきにくっつくのは、引っぱりあう力が働いているからなのです。

 

冬は静電気が起こりやすい季節、静電気の原因を見つけてみよう!

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夏よりも冬のほうが静電気が起こりやすくなります。これは空気がかんそうしているから。空気にふくまれている水分には、電気が流れやすいというとくちょうがあります。冬はかんそうしていて空気にふくまれている水分が少ないため、静電気が起こりやすくなっています。

 
静電気は痛みがあるのでできれば起こってほしくないものです。しかし起こってしまったときには、「どうして静電気が起こったの?」と原因を探してみてはいかがでしょうか。自分の着ている服、静電気が起こる前の行動、湿度など、探偵(たんてい)気分でいろいろ調べてみるとおもしろいですよ。

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