【電気とエネルギー】身近な場所にある「サーマルリサイクル」

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「サーマルリサイクル」という言葉を聞いたことがありますか? 「リサイクル」だけなら、「再利用(さいりよう)」という意味が思い浮かぶのではないでしょうか。「サーマル」は、「熱」に関する意味を持つ言葉。つまり「サーマルリサイクル」とは、ゴミなどのすててしまうものを燃やすときに出た熱エネルギーを、再利用するということなのです。

 
今回はそんな「サーマルリサイクル」について見ていきましょう!

 
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再利用された熱エネルギーは身近なところで使われている!

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わたしたちの家庭からは、たくさんのゴミが出ます。家庭だけではなく、お店や学校などさまざまな場所からゴミが出ています。これらのゴミは、「分別(ぶんべつ)」され、リサイクルできるプラスチックやペットボトルなどは、資源ゴミ(しげんゴミ)として回収(かいしゅう)されていきますね。

 
では、資源ゴミにならない「燃えるゴミ」はどうでしょう。燃えるゴミは、そのまま「ゴミ処理施設(ゴミしょりしせつ)」に運ばれ、燃やされてしまいます。このとき、とても大きな熱エネルギーが発生するのです。

発生した熱エネルギーはどんな形で使われるの?

ものを燃やしたときに出る熱エネルギーは、わたしたちも知っているものです。とても小さな、ロウソクにともった火であっても、手を近づけると熱さを感じます。これも熱エネルギーのひとつ。小さなロウソクでも熱さを感じるのですから、たくさんの家庭などから出た、たくさんのゴミを燃やすエネルギーは、ものすごいエネルギーであることが想像できますね。

 
ゴミを燃やすときに発生した大量の熱エネルギーは、そのまま放置(ほうち)されるわけではなく、さまざまな形で使われています。たとえば熱エネルギーで発電をして、ゴミ処理施設の電力として使ったり、熱エネルギーで水を温めたり、施設(しせつ)の暖房(だんぼう)として使ったり。発生した熱エネルギーをムダにしないように、たくさんの工夫をしているのです。

身近な場所で体験できる「サーマルリサイクル」!

ゴミを燃やした熱エネルギーを使う「サーマルリサイクル」は、わたしたちでも身近な場所で体験(たいけん)することができます。それは、「温水プール」! 住んでいる地域(ちいき)や、近くの地域(ちいき)に、ゴミ処理施設と同じ場所に作られた「温水プール」はありませんか?

 
ゴミ処理施設と同じ場所にある「温水プール」は、ゴミを燃やした熱によって水を温めているのです。小さな子どものころから遊びに行っていた温水プールが、「サーマルリサイクル」を体験できる場所だった、なんてこともあるかもしれませんね。

 
また、小学校でゴミ処理施設の見学に行くことがあるかもしれません。見学のときに、サーマルリサイクルについて説明があるケースも。また、個人で見学ができるゴミ処理施設もありますので、お休みの日に親子で見学に行ってみるのもいいですね。

 

「サーマルリサイクル」は、私たちの家庭から出たゴミがエネルギーに!

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「サーマルリサイクル」の「燃料(ねんりょう)」には、私たちの家庭から出たゴミもふくまれています。ふだん「これは燃えるゴミ」「これは資源ゴミ」と分別していますが、これからは「燃えるゴミはサーマルリサイクルに使われるかもしれない」と考えると、少しゴミに対しての考え方も変わってくるかもしれません。

 
自分の家から出たゴミが、電気やエネルギーとしてゴミ処理場で新たな役割を持って働いている、そう考えると少しふしぎな感じがしますね。

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