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白熱電球のフィラメントに使われる「タングステン」ってなに?

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さまざまなシーンで使用される「白熱電球(はくねつでんきゅう)」には、「フィラメント」という部品があります。電球の中心にある、細長い「線」が「フィラメント」です。まっすぐだったり、ぐるぐると曲がっていたり、電球によって形が違います。

 
白熱電球のフィラメントは、「タングステン」でできているものがほとんど。今回はそんな「タングステン」について見ていきましょう!

 
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熱に強く、長持ちする金属「タングステン」

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白熱電球に使われる「フィラメント」は、エジソンが日本の竹で作ったものが有名です。何度かこの「エネLABO」でもご紹介いたしました。フィラメントは竹フィラメントから進化を続け、いまでは「タングステン」という金属が使われています。

「タングステン」はどんな金属なの?

スウェーデン語で「重い石」という意味を持つ「タングステン」は、とても熱に強い金属。金属は高温でとけはじめますが、タングステンは3,380℃まで温度が上がらないととけはじめません。これはたくさんの種類がある金属のなかでも、最も高い温度なのです。

 
白熱電球は電気の力で「ジュール熱」を発し、明るくてらす電球。高温でフィラメントが燃えつきてしまうと、電球は長持ちしません。しかし熱に強いタングステンなら、かんたんに燃えてしまうこともなく、長持ちする白熱電球ができるのです。

「タングステン」のフィラメントはいつから使われているの?

「タングステン」のフィラメントは、1908年にアメリカの「ゼネラル・エレクトリック社」が開発(かいはつ)しました。このゼネラル・エレクトリック社とは、エジソンがつくった会社です。

 
タングステンのフィラメントを使った白熱電球は、1911年に販売(はんばい)が開始されました。この白熱電球につけられた「マズダランプ」という名前には、光の神様の名前が使われています。

 
最初の販売から100年が過ぎ、いまも「タングステン」は白熱電球に使われ続けています。ゼネラル・エレクトリック社も、電力や発電、エンジン、医療機器(いりょうきき)など、さまざまな分野(ぶんや)で世界中に知られる会社になりました。エジソンの存在は、いまなおわたしたちのすぐ近くにあるんですね。

【こぼればなし】マズダランプの「神様」とは?

「マズダランプ」に使われているのは、「アフラ・マズダ」という光の神様の名前。アフラ・マズダはペルシア人の宗教(しゅうきょう)、「ゾロアスター教」の神様。光や火を象徴(しょうちょう)することで知られています。

 
人々にとって、遠い昔から光はとても大切なもの。「太陽の神様」も、世界中の神話(しんわ)や宗教に登場します。人々のくらしをてらす白熱電球に、光の神様の名前をつけるなんて、とても深い意味を感じますね。

 

わたしたちのくらしの近くにある「タングステン」

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熱に強い「タングステン」は、白熱電球以外にも使われています。わたしたちの身近なものでは、電子レンジや携帯電話(けいたいでんわ)、空気清浄機(くうきせいじょうき)、腕時計(うでどけい)などが代表的。とくに電子レンジでは、「電子レンジのしくみを知ろう!もっと知りたい電気のこと」でご紹介した、「マイクロ波」を発生する「マグネトロン」に使われています。

 
わたしたちがよく知る金属は、金や銀、鉄、銅、アルミニウムなどではないでしょうか。そのなかに、わたしたちのくらしの近くにある「タングステン」もくわえてみてくださいね。

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