日本の発電と世界の発電をくらべてみよう!

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わたしたちがふだん使っている電気は、「発電所(はつでんしょ)」で作られる電気がほとんどです。これは日本はもちろんほかの国でも同じように、さまざまな場所に発電所があり、たくさんの人々の生活をささえています。

 
発電には、「火力発電(かりょくはつでん)」や「水力発電(すいりょくはつでん)」を始め、何種類も発電方法があります。では、日本や外国では、どんな発電方法を多く使っているのでしょうか。世界での発電を見ながら、日本とどんなちがいがあるのか考えてみましょう。

 

世界的には火力発電が多め!水力発電がメインの国も!

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世界的に見ると、「火力発電」が多く使われています。しかし、国ごとに見ていくと、「水力発電」や「原子力発電(げんしりょくはつでん)」などがメインになっている国も。それぞれの国の事情(じじょう)によって、発電方法の割合が変わります。

火力発電が多い国は?

火力発電が多い国には、日本をはじめ、アメリカやイギリス、イタリア、インド、中国などたくさんの国々があります。日本やイタリアなどは火力発電に使う燃料(ねんりょう)となる資源(しげん)があまりとれません。そのため燃料のほとんどを外国からの輸入(ゆにゅう)にたよっていますが、自分の国で石炭(せきたん)や石油(せきゆ)、天然ガス(てんねんガス)が多くとれる国は、自分の国の資源(しげん)を使います。

水力発電が多い国は?

水力発電が多い国には、カナダやブラジル、スイス、アイスランド、ノルウェーなどがあります。とくにノルウェーは発電のほとんどを水力発電でおこなっているほど。水力発電の割合が多い国のとくちょうは、「水資源がほうふ」だということです。雨や雪、川など、ほうふな水資源を利用してダムをつくるなど、発電のためのエネルギーをかくほしています。

 
日本でも火力発電の次に水力発電が多く、日本の各地に大きなダムがつくられているんですよ。

原子力発電が多い国は?

原子力発電が多い国は、フランスやスウェーデンなどがあります。他にも原子力発電の割合が高い国はたくさんありますが、火力発電や水力発電のほうが多いなど、別の発電方法がメインであるケースが多いのです。スウェーデンは原子力発電とともに、水力発電も多く使われています。

 
また、原子力発電は世界的に少しずつへらしていこうとする動きも見られます。日本の場合は、かつては原子力発電を多く使っていましたが、2011年の東日本大震災(ひがしにほんだいしんさい)による、福島第一原発事故(ふくしまだいいちげんぱつじこ)のあと、日本中の原子力発電所のほとんどが活動をストップしています。

 
原子力発電所をストップしてから8年、日本では「太陽光発電(たいようこうはつでん)」をはじめとした「再生可能エネルギー(さいせいかのうえねるぎー)」が増え始めるなど、少しずつ発電の割合に変化が現れました。

再生可能エネルギーを多く使っている国は?

くり返し使うことができる、再生可能エネルギー。よく知られているのは「太陽光発電」や「水力発電」、「地熱発電(ちねつはつでん)ですね。国内の電気のすべてを水力発電と地熱発電でまかなっている国があります。それは、水力発電でも登場したアイスランド!

 
アイスランドはほうふな水資源と地熱があり、さらに人口も少ないことから実現しています。しかし人口が少なくても、しっかりと水と地熱を使ってじゅうぶんな発電ができているなんて、とてもすごい国ですね。

 

日本と世界をくらべると見えてくるものは?

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世界の発電方法を見て、日本とくらべてみると、見えてくるものがたくさんあります。「資源によって発電方法がちがう」「資源の少ない国は、資源を輸入にたよっている」などさまざま。

 
とくに日本は、かつては資源のかくほがしやすく、空気をあまりよごさない原子力発電をすすめていました。これは火力発電の資源を輸入にたよっていることや、火力発電による大気汚染(たいきおせん)などとくらべてメリットが大きいことも理由のひとつです。

 
いっぽうで、アイスランドやノルウェーのように、自分の国の資源だけで発電ができてしまう国も。自分の国に発電のための資源がどれくらいあるのか、どんな資源があるのか、それによっても発電方法が変わってくるんですね。

 
世界の国々で、どんな発電方法が多く使われているか、調べてみると色んなことが見えてきます。ぜひ親子で一緒に、図書館やインターネットなどで調べてみてくださいね。

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