西表島から「新城島」へ!人魚伝説が残る島の魅力を紹介


沖縄の八重山列島には、西表島や石垣島をはじめとした魅力的な離島が多くあります。国内外から観光客が訪れ、八重山の文化や自然、歴史などに触れています。そんな八重山列島に、人魚伝説がある島があることをご存じでしょうか。

 
それは、西表島の南島にある2つの島で構成された「新城島(あらぐすくじま)」。新城島は人魚伝説が残ることでも知られています。今回はそんな不思議な島にスポットを当てて、その魅力をご紹介いたします。

 

西表島の南東、「新城島(あらぐすくじま)」の魅力とは

新城島は、「上地島(かみじしま)」と「下地島(しもじしま)」という2つの島から構成されています。別名「パナリ島」とも呼ばれることも。この「パナリ」とは、八重山の方言で「離れ」という意味を持ち、新城島の特徴をよく表している別名と言えます。

 
この新城島は小さな島ですが、人魚伝説が残るほか、サンゴに囲まれた美しい海や砂浜が魅力。西表島や石垣島を訪れた際に、立ち寄る観光客も少なくありません。

 

「新城島」の特徴と行き方

前述のとおり、新城島は上地島と下地島の2つの島で構成されています。マップからも一目瞭然ですが、西表島や石垣島と比べると新城島はとても小さな島。そんな小さな島ではありますが、サンゴ礁に囲まれていたり、人魚伝説があったり、19世紀まで「パナリ焼き(パナリ土器)」という独自の文化があったりと、大きな特徴が多い島でもあります。

 
住民は15名ほど。かつては700名ほどの島民がいましたが、2005年には上地島・下地島をあわせて7名になるなど、人口は減少を続けてきました。また、実際には島外に在住し、住民登録のみ新城島に置いているというケースも。人が減り、しかし自然や文化、歴史は残り続ける、とても興味深く魅力的な島です。

 
新城島までは船を利用することになります。しかし定期的な航路はなく、この新城島に行くためには西表島や石垣島からのツアーを利用しなければなりません。西表島からはおよそ15分ほど、それほど遠くないため日帰りで楽しめます。また上地島と下地島の両島は、干潮時には徒歩で渡ることも可能です。

 

「新城島」観光、何ができる?

新城島はシュノーケリングスポットとして人気が高い島。サンゴ礁に囲まれているため、シュノーケリングやダイビング、バナナボートなどをはじめとしたマリンスポーツが可能です。また島内をのんびりと散策するのもおすすめです。

 
上地島には美しいビーチのある「北の浜」エリアや、「クイヌパナ」という展望台、 先島諸島火番盛(先島諸島ひばんむい)の「タカニク」などのスポットが。下地島にはタカニクと同様に先島諸島火番盛である「波照間ムリ」のほか、「パナリ牧場」があります。西表島や石垣島からのツアーでは、これらのスポットを含むツアーも見られます。

 

「新城島」の人魚伝説と、島内での注意事項

新城島には人魚伝説があります。これは周辺にかつてジュゴンが棲息していたことによるためで、このジュゴンにまつわる伝説も残っているほか、ジュゴンを祀る御嶽が存在するなど、島にとって人魚(ジュゴン)は深い関わりのある存在です。

 
なお、ジュゴンを祀る御嶽は「人魚神社」とも呼ばれていますが、観光スポットではありません。この御嶽は島民以外の立ち入りは禁止され、写真を撮影することも許されない、いわゆる禁足地という存在です。

 
新城島にはほかにも遺跡や史跡、秘祭とされる「豊年祭」などがあり、島民以外の立ち入りや見学、写真撮影のほか、参拝や願い事を禁止しているケースが多くあります。ツアーガイドからの説明や、島内の注意喚起の看板などを確認し、新城島のルールに必ず従う必要うことが大切です。

 
また、他の離島にも言えることですが、新城島の自然や集落、史跡・遺跡などには決して傷をつけたり汚したりしてはいけません。外部からのゴミの持ち込み、島内の生き物の持ち出し・採取等も避けるようにしましょう。

 

西表島や石垣島とともに、「新城島」の魅力に触れたい


西表島や石垣島から行ける新城島についてご紹介いたしました。新城島には、サンゴの美しい海やビーチをはじめとした魅力があふれています。いっぽうで、島内には神聖とされる御嶽や豊年祭のように、島民以外が関わることのできない「神秘」も。

 
西表島や石垣島を訪れる際には、ぜひ新城島を訪れるスケジュールを組んでみてはいかがでしょうか。