沖縄には八重山諸島や宮古島をはじめ、たくさんの離島が点在します。美しいビーチや手つかずの自然が残っており、毎年多くの旅行客が絶景に出会える場所を求めて訪れています。
八重山諸島のなかでも独特の魅力を持つ西表島は、亜熱帯特有の生物が見られることで有名です。また、西表島東部を流れる仲間川流域全体が「仲間川天然保護地区」として国から保護されており、西表島東部でしか見られない「マヤプシキ」や樹齢400年以上の「サキシマスオウノキ」など、壮大な自然を感じることができます。
今回は、西表島東部・大原港に注ぐ「仲間川」の楽しみ方をご紹介いたします。
仲間川は西表島南部の南風岸岳付近を源流とした、全長17.5kmの二級河川です。西表島で2番目に大きい川で、川幅が200mを越えるところもあります。
国内最大級のマングローブ林、特別天然記念物のカンムリワシやイリオモテヤマネコも生息しており、アクティビティを楽しみながら貴重な生態系を観察できるのが魅力。本格的な自然体験を望む方からのんびりと離島を満喫したい方まで楽しめる人気の観光スポットです。
仲間川で日本最大級の面積を誇るマングローブ林に触れたいなら、カヌー体験がおすすめです。カヌーとはパドルを使って水上を移動する小型の舟のことで、1人～2人で乗船します。免許や資格の必要はなく、誰でも気軽に楽しめるアクティビティです。
カヌー体験をおこなう仲間川は、風の影響を受けにくいため、小さな子供からご年配の方まで参加可能です。また海水浴とは違い、寒さ対策をおこなえば一年中体験できるのも嬉しいですね。約158haのマングローブを巡りながら、都会では感じられないゆったりと流れる時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。
西表島のなかでも、より迫力のあるマングローブ林を見られるのが仲間川でのジャングルトレッキング。道なき渓流や川のなかなど、普段歩くことがない険しい山道を進みながら、ジャングルの奥地を目指します。
希少な動植物や手つかずの大自然、美しい絶景との出会いなど、西表島でしか味わえない貴重な体験ができるのもジャングルトレッキングの魅力。鳥のさえずりや生き物の気配、風の音など、自然の音を感じられるジャングルトレッキングは、西表島を訪れたらチャレンジしてみたいアクティビティのひとつといえるでしょう。
西表島・大原港から出発する遊覧船を利用すれば、仲間川の貴重な生態系やマングローブ林を船から見学することも可能です。乗船手続きはなく、1時間程度で国内最大級のマングローブ林を体感できます。
遊覧船のチケット購入は予約不要なので、急な予定変更があっても慌てず旅行を楽しめるのも嬉しいポイント。潮の満ち引きによって出発時間やコースが異なるため、遊覧船のホームページなどで事前に確認してから行くことをおすすめします。
西表島の観光スポットとして有名な仲間川。日本最大のマングローブ原生林や貴重な動植物を間近で見られるアクティビティも多く、多くの観光客が仲間川でしか見られない自然の美しさを求めて訪れています。
西表島を訪れる際は、仲間川を楽しむアクティビティ体験を取り入れてみてはいかがでしょうか。雄大なマングローブの風景が、西表島旅行の思い出を素敵に彩ってくれますよ。
