同じ日本国内とはいえ、沖縄は独自の文化や自然など、さまざまな魅力があふれる場所。そこで今回は、沖縄のなかでも人気の高い石垣島にスポットをあてて、その基本情報をお届けします!
石垣島は沖縄において3番目の大きさを誇る島。島が属する石垣市のホームページでは「沖縄最南端の自然文化都市」という言葉が掲げられ、豊かな自然と文化が共存する素敵な島として沖縄県内はもちろん、日本国内、そして海外の人々からも愛されています。
沖縄本島にある那覇市からは南西におよそ410キロほど。「八重山列島」に属しており、西には西表島があります。また、台湾にも非常に近い位置にある島です。では石垣島、そして石垣市はどんな場所なのか、基本情報を見ていきましょう。
最初に「石垣市」についてご紹介します。石垣市は「石垣島」と「尖閣諸島」で構成されている自治体です。
2020年4月時点における石垣市ホームページによると、人口はおよそ49,644人。総面積はおよそ222.25平方kmほどあります。宮古島市が204平方kmほどですが人口は宮古島市のほうが多く、5万人を超えています。
石垣島の自然環境は、常にご紹介している宮古島と同様に、高温多湿の亜熱帯海洋性気候です。沖縄ならではの気候とも言え、冬の暖かさや早い海開き、そして早い梅雨入りや台風の多さなど特徴のある気候です。近年では本州のほうが暑いケースもあり、「沖縄が一番暑い」という常識が少し覆されつつあります。
中心部には標高526メートルの「於茂登岳」がありますが、実は沖縄最高峰と言われる山。島の北部は複数の山と、南部には台地や低地。そして島の周囲にはサンゴ礁や美しいビーチ、マングローブ林などをはじめとした自然が豊富にある環境です。まさに南国のイメージ通りの島ではないでしょうか。
石垣島の交通機関は、沖縄県の基本としてまずは「電車」がありません。「ゆいレール」というモノレールはありますが、沖縄本島での運行です。石垣島では、宮古島など他の離島と同様に、路線バスやタクシー、そしてレンタカーやレンタサイクルなどを活用することになります。
旅行をする際には、事前にバスの路線図や時刻表、タクシー会社やレンタカー会社の比較検討などを忘れないようにしたいですね。また、石垣島周辺の離島へは「石垣港離島ターミナル」から発着する船で行くことができます。
石垣島へ行くときには、「羽田空港」「成田空港」「中部国際空港」「関西国際空港」「福岡空港」から出ている「新石垣空港」への直行便を利用することができます。まだ直行便以外では、「那覇空港」から新石垣空港を目指す方法があります。どちらの形を取るにせよ、空港があるのは助かりますね。
もちろん、一度の沖縄旅行で本島と離島の全てを回ることはできませんが、石垣島に立ち寄るプランを立てるのはもちろん、「今回は本島、次回は石垣島」というように、目標を立ててみるのもおすすめです。
石垣島にも素敵なホテルや観光スポット、雄大な自然などが多くあります。離島の環境を壊さぬよう、存分に楽しみたいですね。
<参考資料>
石垣市ホームページ
石垣市観光交流協会ホームページ
沖縄県ホームページ
環境省:沖縄奄美自然環境事務所ホームページ
沖縄県統計資料WEBサイト(沖縄県企画部統計課)