沖縄の離島「石垣島」は、観光スポットとして人気が高く、年間を通して多くの人々が訪れています。石垣島の魅力は海や離島、自然などさまざまですが、星空の美しさも外せません。
石垣島と西表島を含む「西表石垣国立公園」が、星空保護区「ダークスカイ・パーク」に認定されるなど、石垣島の星空は国内でも最高クラスの美しさ。石垣島観光において、天体観測をするという観光客も少なくありません。
そこで今回は、夏の石垣島で見える星座などにスポットを当ててご紹介いたします。
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石垣島で楽しむ満点の星空!おすすめ天体観測スポット3選
星座には88種類あり、石垣島ではそのうちの84種類の星座を観測することができます。なかには星座の一部のみが観測できるというケースもありますが、しかし84種類という数は圧倒的です。さらに21個の一等星全てが石垣島で観測ができます。
また、都市部ではほとんど見ることができなくなった天の川も、石垣島では観測可能です。とくに若い世代の方たちや子どもたちにとっては、天の川を肉眼で見る貴重な機会になるのではないでしょうか。
季節によって夜空に現れる星座が変わりますが、夏の石垣島ではどんな星座が見えるのでしょうか。また、天体観測をするならどんな点に気をつければ良いのでしょうか。
石垣島は年間を通して美しい星を楽しめますが、夏はとくに天体観測にぴったりのシーズン。夜空に広がる星や星座をしっかり楽しみたいですね。石垣島で見られる夏の星座には以下のようなものがあります。
上記のほかにも見られる星座があり、天の川とともに石垣島の夜空を彩っています。
石垣島で星を見る場合、一番おすすめの方法は天体観測(星空観測)のツアーに申し込むことです。星が綺麗に見えるスポットで、ガイドによる解説を聞きながら星空をじっくり楽しめるメリットがあります。
もちろん、個人で観測スポットを訪れたり、石垣島天文台の「天体観望会」に申し込んだりと、他にも天体観測の方法があります。気軽に星空を楽しむなら、周囲に街明かりのない場所や宿泊先の窓から空を見上げてみるのも良いでしょう。
どんな方法であっても、星を見るのであれば、星図表や星座アプリを用意することをおすすめします。星図表があれば、星の位置や星座の配置もわかるため、星空をより楽しむことができますよ。
なお屋外での観測の場合は、懐中電灯や双眼鏡、虫除けグッズや熱中症対策なども忘れないようにしましょう。
石垣島へ行く一番の目的が星空の場合は、旅行当日の月齢に注意が必要です。月の光はとても明るく、月齢によって星の見え方にも影響を与えます。
天気は直前になるまで予測を立てにくいですが、月齢は決まっています。星を見るために石垣島へ行く場合は、まず月が大きな時期は避けると良いでしょう。
また、月が夜空に出ている時間も要チェック。月が何時頃に出て、何時頃に沈んで行くのか確認することをおすすめします。たとえば月が大きい夜でも、「月が出ていない時間」には多くの星を観測できます。
石垣島は南十字星を観測できますが、1年中観測できるわけではありません。南十字星の観測ができるのは、12月下旬ごろから6月中旬~下旬ごろまでです。そのため南十字星を見たい場合は、夏ではなく冬~初夏に石垣島へ行くことをおすすめします。
石垣島の夏の星座や、天体観測の注意点などをご紹介いたしました。ツアーや個人で楽しんでも良し、気軽に空を見上げてみるだけも良し。石垣島の美しい星空を、お好みの形で楽しんでみてはいかがでしょうか。