タイトルの「みゃーくふつ」には、宮古の方言という意味があります。沖縄で話される琉球語のうち、宮古島がある地方で話されている言語です。宮古島は、観光や不動産投資、移住やリゾートウェディングなど、さまざまな形で大きな注目を集める沖縄の離島。宮古島へ行ったことがある方や、これから行ってみたいという方は多いのではないでしょうか。
今回はそんな宮古島の方言から、いくつかピックアップしてご紹介します。簡単な挨拶などを知っておくと、宮古島でのひとときがより楽しくなりますよ。
「みゃーくふつ」はそれほど難しくはありませんが、標準語の面影がないものも多くあります。また地域差が大きく、宮古島では通じても、すぐ隣の伊良部島では通じないという言葉も。
宮古の方言はなかなか奥が深い言語であると同時に、消滅危機言語の「危険(definitely endangered)」とユネスコによって分類された言語でもあります。平成30年には、「平成30年度危機的な状況にある言語・方言サミット」の宮古島大会も開催されました。そんな宮古の方言を、見ていきましょう。
まずはシンプルに数字からご紹介します。標準語の数字と似ていますが、10から19が特徴的。20以降も、70が「すっじゅー」、200が「ぱたつ」など、独特の表現が数多くあります。
続いては、宮古島で使ってみたい挨拶のみゃーくふつをご紹介します。宮古島の人々からも、同様の言葉をかけられるケースもありますので、意味を知っていればみゃーくふつで返事をすることもできますよ。
最後にご紹介するのは、人や感情などさまざまなみゃーくふつです。宮古島で過ごすさまざまなシーンで、使ってみてはいかがでしょうか。なかには「てぃだ」のように、沖縄や奄美全域で使われているものと同じ方言も。宮古の方言も琉球語のひとつですので、共通しているものもあります。
今回ご紹介したみゃーくふつは、数ある言葉のなかのごく一部です。もっとたくさんのみゃーくふつがあり、宮古島の人々の生活に溶け込んでいます。「いらっしゃい」を意味する「んみゃーち」のように「ん」で始まる言葉も少なくありません。
全てのみゃーくふつを知ろうとするのは難しいかもしれませんが、挨拶だけならほんの数語。挨拶だけでも覚えてみると、宮古島をより身近に感じることができます。宮古島を訪れた際には、ぜひみゃーくふつで挨拶をしてみてくださいね。