2030年までの達成を目指し、17種類の目標を掲げる「SDGs」。国や企業、個人など、規模の違いはあれど世界中で数え切れないくらいの取り組みが進められています。なかでも個人でできる取り組みには限りがありますが、小さなことでも意識して取り組むことによって、少しずつ目標達成の礎となります。
これまでも、SDGsの個人でできる取り組みについてご紹介してきました。今回はSDGsの7番目の目標「エネルギーをみんなに そしてクリーンに」について、個人でできる身近な取り組みをご紹介いたします。
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SDGs7番目の目標「エネルギーをみんなに そしてクリーンに」は、再生可能エネルギーの割合の拡大や、世界のエネルギー効率の改善、安く信頼できる現代的なエネルギーサービスへのアクセス確保などを掲げています。世界における数々のエネルギー問題が凝縮され、その解決へと多くの取り組みが進められているのです。
日本ではエネルギー供給は比較的安定しています。しかし世界の国々ではまだエネルギー供給さえままならないエリアや、需要と供給のバランスが取れない現状が横たわっているのです。
クリーンな再生可能エネルギーによるエネルギー効率の改善も模索され、地球環境への配慮も求めつつ、他の目標との連動も見られます。こういった現状のなか、個人ではどのような取り組みができるのでしょうか。
目標7「エネルギーをみんなに そしてクリーンに」で個人ができる取り組みとして、すぐにできるものは「節電」です。節電と一言で言ってもピンからキリまでありますが、全て頑張るのではなく、自分でできる範囲の節電をするだけでも構いません。
これらは個人でできる節電の一例です。家族構成や生活リズムなどによって、取り組める内容は異なってくることでしょう。
近年の家電製品のなかには、待機電力等があまりかからないものもあります。また短時間ですぐに電源を入れるのであれば、電源オフにしないほうが良いケースも。しかし家電の種類や型式によって異なるので、全てを調べて対応するのは無理があること。電源プラグや主電源に関しては、あまり神経質になりすぎないことも大切です。
個人でできる取り組みのひとつとして、太陽光発電の導入が挙げられます。家を新築するときに導入したり、携帯型のソーラーパネルを導入して日常的に使用したりするなどが挙げられます。
また、身近な「電気」を使う製品のなかには、ソーラーパネルによる充電ができるものも少なくありません。ソーラーパネルのついた庭用のライトや、防犯用のライトなど、比較的導入しやすいものを使用してみても良いですね。
自身の環境に導入できないときは、太陽光発電をはじめとした再生可能エネルギー関連事業等への出資や寄付、導入企業の商品を購入するのもおすすめです。間接的に支援をすることも、SDGsの取り組みのひとつと言えます。
「エネルギーをみんなに そしてクリーンに」では、環境に配慮したエネルギー関連の取り組みも欠かせません。普段の移動手段での工夫が、SDGsの取り組みにつながっていきます。
とくにアイドリングストップは、条例で定められている自治体が多く見られます。しかし自治体の条例の有無にかかわらず、アイドリングをしないよう心がけることが大切です。
エネルギーに関する問題で避けて通れないのは、CO2排出に関する事柄です。CO2排出量の削減は世界中で大きな課題であり、日本にとっても同様です。このCO2問題への対策のひとつに「カーボン・オフセット」があります。
CO2などの温室効果ガスの排出量を相殺、「埋め合わせ」するといったカーボン・オフセット。このカーボン・オフセットを取り入れた商品や旅行などがあるのです。これらの商品を購入したり、旅行したりすることも、個人でできる取り組みのひとつになります。
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エネルギーに関する問題は、SDGsの達成に欠かせません。今回の目標7だけではなく、他の目標にも密接に関連し、そして人間が地球上で生活(ともすれば宇宙への進出も)していくためには避けては通れない問題と課題が山積みです。
日本では2011年の東日本大震災において、エネルギー問題を大きく意識した瞬間がありました。それから日本での再生可能エネルギーへの取り組みも加速、人々も感心を持つようになっています。
現状の日本がどうであるのかはもちろんですが、世界のエネルギー事情がどうであるのかを知ることもSDGsの取り組みにつながります。個人でもエネルギー問題を意識し、できることから取り組んでいけると良いですね。
エグチホールディングスはSDGsの実現に向けて取り組んでいます。