世界中で取り組まれている、持続可能な開発目標「SDGs(エスディージーズ)」。もちろん、日本でもさまざまな取り組みが進められています。国や企業、組織や個人といった、広範囲で実行されているSDGsですが、「どこか遠い場所のこと」「自分にはあまり関係のないこと」と漠然と感じている方も多いことでしょう。
しかしSDGsは、子どもたちにとって身近な存在になっていることをご存じでしょうか。そこで今回から2回に渡って、「SDGs」を親子で学ぶことについてスポットを当てて見ていきましょう。
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小学校では2020年度から、中学校では2021年度から学習指導要領にSDGsが盛り込まれます。子どもたちがSDGsに触れる機会が増えるというわけですね。学年が上がるにつれ、実際にSDGsについて考えて取り組んでみるケースもあることでしょう。もちろん、教育現場以外でも子どもがSDGsに触れる機会は少なくありません。
親子でSDGsを学ぶ方法はたくさんありますが、まずは子どもが触れやすい本や動画、ゲームなどをご紹介します。
サンリオのハローキティと幼児誌の「おともだち」がコラボし、親子でSDGsを学ぶ機会を設けています。親子で学べるSDGsとして、2020年4月号から連載がスタート。小学校でSDGsに触れる前に、先に親しむことができます。
幼い頃から地球を守るための思考や力を育てるというこの取り組みは、子どもだけではなく親も共にSDGsを深く知るきっかけになるのではないでしょうか。ハローキティと言えば女の子が好むイメージがありますが、男のお子さんにもおすすめの連載です。
また、ハローキティは公式YouTubeチャンネルでSDGsについて紹介しているほか、「#HelloGlobalGoals」という国連との共同企画もあるなど、SDGsに積極的に取り組んでいます。大変見応えのある動画や企画ですので、お子さんと一緒に親子でチェックしてみてもいいですね。
SDGsをテーマにしたカードゲーム「2030 SDGs」があります。定められたお金と時間を使って、プロジェクトのゴールを達成するという内容。SDGsがなぜ必要なのか、どう取り組んで行くのかなどを考えることができるとともに、SDGsへの認識も深まります。
企業や官公庁、学校などで導入するケースが多く、体験したことがあるお子さんもいるのではないでしょうか。そのほか、このカードを使ったゲームイベントも実施されることがあります。2019年には、小中学生とその親を対象にしたイベントも開催されていたとのこと。
大人から子どもまで、どんな世代でも楽しむことができるのが「2030 SDGs」の魅力です。身近でイベントがあったり、学校や職場などで導入することがあれば、ぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
本や動画、ゲームなど、子どもが触れやすいものにスポットを当ててご紹介しました。「国連が制定した」と聞くと堅苦しいイメージになりがちですが、実際には身近にできることはたくさんあり、親子で気軽に取り組めることもあります。
親子で考え、学ぶことでより身近になっていくSDGs。次回は親子でできる身近な取り組みをご紹介します。
エグチホールディングスはSDGsの実現に向けて取り組んでいます。