エグチホールディングスの本社がある愛知県でも同様で、県内の企業でSDGsを取り入れているケースが多く見られます。そこで今回は、開園したばかりで注目を集める「ジブリパーク」にスポットを当ててご紹介いたします。
<関連記事>
【SDGs】愛知の企業のSDGs:エグチホールディングス編
【SDGs】愛知の企業のSDGs:「中部日本放送株式会社(CBC)」編
ジブリパークは2022年11月に開園したテーマパーク。愛知県長久手市にある「愛・地球博記念公園(愛称:モリコロパーク)」に開設され、ジブリファンを始めとした多くの人々が開園を待ち望んでいました。
「スタジオジブリ」の世界観を余すところなく堪能できるジブリパークは、愛知県が整備し、「株式会社ジブリパーク」が運営。ジブリパークではSDGsに関する取り組みも進められており、自然環境が多く残る長久手市とジブリの世界観という環境において大きな役割を担うことになると思われます。
ジブリパークの運営は「株式会社ジブリパーク」がおこなっていますが、この企業はスタジオジブリと中日新聞社の共同出資によって設立されました。所在地は愛知県名古屋市中区にあり、ジブリパークの管理を始めとした運営全般を担っています。
中日新聞社ではジブリパークに関するSDGsを実施。2018年に営業が終了した温水プールを「ジブリの大倉庫」に改装するなど、目標12「つくる責任 つかう責任」を掲げた取り組みを展開しています。また、フードロスの削減や、飲食用の容器においては環境に優しい素材の利用を検討するなど、かつてジブリパークのあるエリアで開催された万博「愛・地球博」の理念を引き継ぐ運営が進められています。
会場整備を担う愛知県においても、ジブリパークによるSDGsの取り組みを進めています。2019年に「SDGs未来都市」に選定された愛知県は、「愛知県SDGs未来都市計画」を策定。最新の「2022年度 愛知県SDGs制作パッケージ」においても、ジブリパークによる取り組みが盛り込まれています。
SDGsの目標8「働きがいも経済成長も」においては、ジブリパークによる観光産業の振興と、地域の活性化が掲げられ、愛知県内への観光客誘致や宿泊施設の利用、周遊への促進などが期待できます。
SDGsの目標15「緑の豊かさも守ろう」においては、愛知県が担うジブリパークの整備そのものが取り組みのひとつ。株式会社ジブリパークと同様に、「愛・地球博」が掲げていた理念や成果などがジブリパークに引き継がれ、長く愛されていく公園にしていくことを掲げています。
参考:2022年度 愛知県SDGs制作パッケージ
まだ開園したばかりのジブリパークですが、SDGsも含めた今後の展開に注目していきたいですね。
エグチホールディングスはSDGsの実現に向けて取り組んでいます。