持続可能な17種類の目標「SDGs(エスディージーズ)」は、世界中でさまざまな取り組みがおこなわれています。国単位、企業単位、個人単位など、取り組みの形は実に多種多様です。教育機関でも児童生徒や学生たちに考える授業を設けることもあり、世代を問わず「SDGs」への関心が高まってきています。
SDGsに関する取り組みは難しそうに感じますが、身近なところにもできる取り組みが多くあります。そこで今回は2番目の「飢餓をゼロに」について、個人単位でできる身近な取り組みをご紹介します。
<関連記事>
SDGs 世界を変える為の17の目標
【SDGs】エグチホールディングスが宮古島で取り組む「SDGs」とは?
【SDGs】世界を変えるための17の目標、「SDGs」とは?
【SDGs】個人でできる身近な取り組み「貧困をなくそう」
「飢餓をゼロに」は、飢餓や栄養不良などをなくすことが重要な目標とされています。そのうえで持続可能な食料生産の達成がゴールとなり、2030年までに飢餓を撲滅するためにあらゆる取り組みが進められています。さらに細かく8種類のターゲットがあり、農業や漁業、畜産業、「種子バンク」など、食料生産に伴う多方面へのアプローチも必要になっています。
飢餓をゼロにするためには、当然ながら「貧困」への対策が必要です。1番の「貧困をなくそう」にも通じることはもちろん、ほかの目標にもさまざまな形で絡んできます。
「貧困をなくそう」でもご紹介しましたが、すぐにできる取り組みとして今回も「寄付」が挙げられます。身近なところでは、「子ども食堂」をはじめとした支援施設への金銭的・物理的な寄付があります。また国際的な寄付も数多くあり、飢餓で苦しむ国や難民への支援なども可能です。これらは「貧困をなくそう」にも繋がっています。
またSDGsへの取り組みを推進する団体も数多くありますので、それらの団体への寄付もおすすめです。寄付は無理のない範囲で、できることから始めてみてくださいね。
栄養バランスが崩れることで、食事をしているように思えても「栄養失調」「飢餓状態」になるケースがあります。たとえば食パンが好きだからと食パンだけを食べていたら、当然体のバランスが崩れ、栄養失調に陥ってしまうでしょう。
食材や栄養素の偏りをなくし、無理なダイエットなどもおこなわず、体が必要とする栄養素をバランス良く摂取することが大切です。日々の食事に気をつけることから、「飢餓をゼロに」がスタートすると考えてもいいですね。
オーガニックな農作物を購入したり、栽培に協力したりすることも、SDGsの取り組みの一貫となります。世界では持続可能な農法としてオーガニックへの取り組みが広がり、環境を守ることにも繋がっています。
また、「貧困をなくそう」でも取り上げましたがフェアトレード認証の食品を手に取ることも、飢餓をなくすことに繋がります。生産者の元へ正当な報酬が渡るということは、彼らの食生活にも直結するのです。
2番の「飢餓をゼロ」にスポットを当ててご紹介しました。寄付や栄養バランス、オーガニックやフェアトレードのほかには、「食品ロス」を減らすことも個人でできる取り組みのひとつになります。
食品ロスを減らすためには、食べる量だけ食材を購入して作る、食べ残しをしないことが大切。また、賞味期限が近い食品を集めて寄付したり販売したりといった、食品ロスをなくすための活動もおこなわれています。日本は食品ロスが多い国ですので、栄養的な観点も交えてまずは目の前の食事から見直していきたいですね。
エグチホールディングスはSDGsの実現に向けて取り組んでいます。