【SDGs】P&Gが進める海洋プラスチックごみの「再利用」とSDGs


SDGsにおいて海洋プラスチックごみの問題は大きく、複数の目標に渡ってその存在を思い知らされます。代表的なもので言えば12番の「つくる責任 つかう責任」や、14番の「海の豊かさを守ろう」が挙げられますが、直接的・間接的を問わず、ほかの目標にも何らかの形で絡み合ってきます。

 
海の生態系にも影響を及ぼす海洋プラスチックごみは、もちろん人間によってもたらされたもの。海で廃棄されたものや、川から流れ着いたものなど、その理由はさまざまです。そして海洋プラスチックごみの大きさも、マイクロプラスチックと呼ばれる小さなものから、元の形状を残す大きなものまで多種多様。

 
近年では海洋プラスチックごみを再利用する動きもあります。そこで今回は、海洋プラスチックごみの再利用を進めるP&Gにスポットを当ててご紹介します。

 

増え続ける海洋プラスチックごみ、P&Gによる再利用とは


プラスチックごみ問題を意識し、できる限りの対策をしていても、海に流出してしまうプラスチックごみは後を絶ちません。もちろん海や川などに流出しないようにすることも大切ですが、すでに流出してしまったプラスチックごみに対する取り組みも必要です。

 
海岸をきれいにするためのゴミ拾い活動などもありますが、ゴミとしてではなく資源として有効活用する方向性も注目されています。P&Gのように、実際に海洋プラスチックゴミの再利用を進める企業も登場しています。

 

【P&Gジャパン】海洋プラスチックごみを「ボトル」に再利用

現在は販売されていませんが、P&Gジャパンが2019年に55万本という数量限定で生産した、「JOY Ocean Plastic」という製品があります。これは台所用洗剤の「JOY」で使用するボトルを、海洋プラスチックごみからのリサイクルで製造したというもの(※)。製造に必要な海洋プラスチックごみの回収や生産は全て国内でおこなわれ、大きな注目を集めました。

 
また、P&GはJOYよりも前に、海洋プラスチックごみの再利用を開始しています。テラサイクル社とスエズ社とパートナーシップを組み、海洋プラスチックごみを再利用した、リサイクル可能なシャンプーボトルを開発。これは実に世界初のことで、「2017 Momentum for Change Lighthouse賞」を受賞して話題となりました。

 
※強度の都合上、海洋プラスチック25%、一般的な再生プラスチック25%を含んでいます。

 

2030年に向けてP&Gが掲げる目標とは

海洋プラスチックだけではなく、再生プラスチックの活用にも力を入れるP&G。原材料やデザインはもちろろん、パートナーシップも強化し、容器のリサイクルおよび再利用を100%可能にするという目標も掲げるなど、2030年に向けて大きな前進を続けています。

 
ほかには森林の保護と拡充や、パッケージが海に流出しないようなソリューションの開発、水を守るための取り組みなど、実に多種多様な目標が掲げられています。洗剤などの製品を手がけるP&Gだからこその、大きな目標ばかりです。水をはじめとした地球環境への影響を強く意識し、海洋プラスチックごみの再利用といった取り組みを進めているのです。

 

SDGsを通して見る、企業の大きな取り組みと新しいイメージ


P&Gの海洋プラスチックごみに関する取り組みなどをご紹介しましたが、環境全般への配慮のほか、社会的な取り組みも推進しています。「社会貢献」「性別による差別の排除」「ダイバーシティ&インクルージョン」を掲げ、国境や人種、ジェンダーを超えての支援も多く見られます。

 
今回はP&Gにスポットを当ててご紹介しましたが、P&Gと言えば「洗剤などの会社」というイメージが強いかもしれません。P&Gに限らず、「○○の会社」というイメージが強い企業は多いことでしょう。しかしSDGsを通して企業を見ることによって、今まで知らなかった姿や新しいイメージが見えてきます。ぜひ普段使っている製品の「企業名」と「SDGs」で、インターネット検索をしてみてはいかがでしょうか。SDGsをより深く知るきっかけにもなりますよ。

 
エグチホールディングスはSDGsの実現に向けて取り組んでいます