石垣島においてもSDGsに関する動きは盛んで、さまざまな形で自治体や企業、団体、学生など多くの組織や人々が取り組みを進めています。そこで今回は石垣島内でのSDGsにスポットを当て、「石垣やいま村」のSDGsへの取り組みをご紹介いたします。
石垣やいま村に見られる赤瓦の古民家は、国の有形文化財に登録。またラムサール条約の登録域として知られる「名蔵アンパル」への自然探勝路もあり、自然と文化を体感・体験できる施設です。
この石垣やいま村ではSDGsへの取り組みも積極的におこなわれています。その取り組みについて、ピックアップしてご紹介いたします。
石垣やいま村には、前述のとおり国の有形文化財に登録された赤瓦の古民家があります。この古民家では、SDGsの目標4「質の高い教育をみんなに」と、目標12「つくる責任 つかう責任」への取り組みが進められています。
古民家はその建物自体も大変貴重な存在ですが、同時に八重山の伝統芸能や文化を伝える大切な役割を担っています。古民家内では太鼓や三線の音色を楽しめる、古民家が使われていた当時の様子を見ることも可能。石垣やいま村では古民家や伝統芸能、文化などを通して観光を活性化し、持続可能な観光資源として活用しています。
石垣島をはじめ、沖縄県内では「マングローブ」が多く見られ、観光スポットとして人気があるマングローブ林も少なくありません。石垣やいま村においても同様で、マングローブ散策路にてマングローブを観察することができます。石垣やいま村はこのマングローブを通し、環境について考える学習機会を設けているのです。
「ガイド付き体験プラン」に参加すると、石垣島のマングローブが持つ役割を知ることができるほか、マングローブ林に生息する貴重な生き物についても学べます。石垣島の自然を知り、どう守っていくのか、環境問題について深く考えることが可能です。
修学旅行で体験した生徒には「マングローブ体験認定証」を発行。SDGsにおいては、目標4「質の高い教育をみんなに」と目標14「海の豊かさを守ろう」に繋がる取り組みが進められています。
※2022年1月13日現在、体験を中止しているとのことです。
石垣島は星空が美しいことで知られ「星空保護区」に認定されているエリアもあります。石垣やいま村では「美ら星マイスター」による星空鑑賞を実施。星空について学びながら、星空保護や光害、自然との共存などさまざまなことを考え、学習する機会が得られます。
SDGsの目標4「質の高い教育をみんなに」と目標11「住み続けられるまちづくりを」に関係し、八重山の島々や石垣島の星空を未来に繋げるための活動と取り組みがおこなわれています。
所在地:〒907-0021 沖縄県石垣市名蔵967-1
TEL:0980-82-8798
営業時間:9:00~17:30(最終入村受付17:00)
公式サイト:https://www.yaimamura.com/
公式YouTubeチャンネル:「石垣島の石垣やいま村、リスザルチャンネル」
※体験アトラクションのなかには、事前予約が必要なものがります。
※2022年1月13日現在、一部施設の営業時間短縮や休業、体験アトラクションの中止等があります。また新型コロナウイルス感染症の状況によって、そのほかの変更等もあり得ますので、訪れる前には公式サイト等をご確認ください。
石垣やいま村の取り組みは、島外から訪れる観光客にも体験アトラクションなどを通じて伝えられています。古くから残る伝統や文化、観光資源などを八重山と石垣島のために残そうとする活動は、多くの人の心に残り、結果を出すのではないでしょうか。
エグチホールディングスはSDGsの実現に向けて取り組んでいます。