世界屈指の美しさを誇る「ボラカイ島」は、フィリピンの離島のひとつ。インドネシアの「バリ島」などのように人気のある離島リゾートで、日本をはじめ世界から観光客が多く訪れています。一時は環境汚染の影響などで閉鎖された時期もありましたが、現在は一部規制のもとで再開し、多くの人々を楽しませくれています。
そんなボラカイ島にも、「ベストシーズン」が存在。今回はボラカイ島のベストシーズンをご紹介するとともに、年間の気候もご紹介します。
ボラカイ島は熱帯性気候で暖かい島。25℃以上の気温が続くため、日本のように春や冬などのような明確な四季はありません。年間を通して30℃を超える日も多く観測されています。熱帯性気候、そして1年を通して暖かいということで、ボラカイ島には「乾期」と「雨期」があります。基本的にこの「乾期」がベストシーズンということに。
以前、バリ島のベストシーズンについてもご紹介しましたが、バリ島も同様に乾期と雨期があり、乾期がベストシーズンです。ボラカイ島やバリ島など、常に暖かい地域の特徴とも言えるのではないでしょうか。
ボラカイ島の「乾期」は12月から5月で「ハイシーズン」とも呼ばれていますが、そのなかでもとくに2月から5月ごろにかけてが「ベストシーズン」とされています。このベストシーズンとされる期間は雨も少なく、晴天が続くため、ビーチはもちろん、アイランドホッピングやそのほかの観光にもぴったりです。
ボラカイ島の乾期は前項でも触れたとおり、12月から5月の半年ほど。島の北東から吹く季節風が特徴的です。乾期は海も美しく、また雨が少ないことでビーチでのアクティビティや観光を楽しむ人々が多く見られます。
4月や5月はとくに気温が高くなるため、熱中症や日焼けなどの対策は他の時期よりも念入りにするといいでしょう。日本の観光シーズンに合わせるのであれば、ゴールデンウィークにボラカイ島に行くと、暑さも美しい海も存分に堪能できるのではないでしょうか。
ボラカイ島の雨期は6月から11月で、雨期というだけあって雨量も多くなっていきます。乾期とは逆に、今度は島の南西から季節風が吹き、風が強い時期もあります。そのため、ビーチ沿いなどでは風よけのネットを張っている様子が見られることも。
ボラカイ島の雨期は、日本のお盆やシルバーウィークなどの観光シーズンに当てはまりますが、雨期を気にせずボラカイ島を訪れる観光客も少なくありません。しかしこの時期に気をつけたいのが「台風」です。
日本と同様に、フィリピンにも多くの台風が接近・上陸するため、旅行の日程に大きな影響が出ることも。日本を発つ前に気象情報をよく確認し、フィリピン近海での台風の発生や、進路などが判明した場合は、旅行のキャンセルや日程の変更などを早めに検討するようにしましょう。
現地で台風に遭遇してしまった場合も、自己判断や無理はせず、旅行会社や宿泊先のホテルなどの指示に従うようにしてくださいね。
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ボラカイ島のベストシーズンや気候をご紹介しましたが、日本の観光シーズン的にも、ベストシーズンではない雨期に旅行を計画するという方もいらっしゃることでしょう。
基本的に一年中暖かいため、雨期にボラカイ島を訪れてもビーチなどを楽しめますが、台風や雨には十分な注意と対策が必要です。ボラカイ島のベストシーズンはもちろん、気候の特徴もしっかりとチェックしたうえで、ボラカイ島を満喫できるといいですね。