西表島の夏は風通しも良く、抜けるような青空が気持ち良い季節。常夏の島が描き出す大自然を肌で感じることができます。そこで今回は、夏の西表島観光にスポットを当ててご紹介いたします。
「夏」は一年で最も西表島の魅力を感じられるシーズン。夏休みということもあり、美しい大自然を求めて国内外問わず観光客が訪れる時期です。魅力あふれる西表島のオンシーズン、夏の楽しみ方をひとつずつ見ていきましょう。
最初にご紹介するのは、儚く美しい花「サガリバナ」です。日が落ちる頃に咲き、夜明けとともに散りゆく幻想的な花で、6月中旬~7月中旬が見頃。一夜限りしか咲かない花ですが、シーズン中は毎日鑑賞できます。
花びらは4枚で、ひげのように長い無数の雄しべが特徴。バニラのような甘くやわらかい香りを漂わせながら、夏の夜にだけ花咲きます。視覚と嗅覚を通じて夏の風物詩を楽しんでみてはいかがでしょうか。
続いてご紹介するのは、上原港から車で約8分のところにある「星砂の浜」。星の形をした砂が多く見られることが名前の由来で、古くから島民に親しまれている海岸です。
真っ白な砂浜と青く澄んだ海のコントラストが美しく、眺めているだけで心が癒されます。また、波も穏やかなので、海水浴やシュノーケリングにもおすすめ。南国らしいカラフルな魚とのふれあいは、離島での大きな思い出になること間違いなしです。
最後にご紹介するのは、夜のアクティビティ「ナイトツアー」です。森の香りやサトウキビのささやき、フクロウの鳴き声、絶滅危惧種との出会いなど、世界自然遺産の島「西表島」で非日常を感じることができます。
また西表島は世界屈指の星空環境を有しており、満天の星を眺められるのもポイント。夜空にある88星座のうち、84の星座を観測することができます。昼間とはまったく別の顔を見せてくれるナイトツアーを楽しんでみてはいかがでしょうか。
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西表島には穏やかな島時間が流れており、昔ながらの琉球風景に心も体も解放されます。心ときめく体験ができる西表島で、南国の旅情を味わってみてはいかがでしょうか。