【SDGs】SDGsの前身、「MDGs」による成果とは

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国連で2015年に採択された「持続可能な開発目標(SDGs)」には、前身となる「ミレニアム開発目標(MDGs)」があります。MDGsは、2000年に国連で合意されたもの。2015年のゴールを目指し、8種類の目標および21種類のターゲットが設定されていました。飢餓や貧困といった、SDGsに繋がる目標の数々に世界中でさまざまな取り組みがおこなわれたのです。

 
2015年の「ゴール」後は、「MDGs」で得た成果や課題などが「SDGs」に引き継がれ、より多くの目標やターゲットを掲げたうえで今日に至ります。そこで今回はMDGsの成果について、いくつかピックアップしてご紹介します。

 
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MDGsの目標と得られた成果とは

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2000年9月の国連ミレニアム・サミットにおいて採択された「国連ミレニアム宣言」。その「国連ミレニアム宣言」をベースに、国際社会の共通目標として制定されたのが「ミレニアム開発目標(Millennium Development Goals)」でした。

 
以下はMDGsにおける8種類の目標です。これらの目標から、どういった成果が得られたのでしょうか。

  • 1:極度の貧困と飢餓の撲滅
  • 2:初等教育の完全普及の達成
  • 3:ジェンダー平等推進と女性の地位向上
  • 4:乳幼児死亡率の削減
  • 5:妊産婦の健康の改善
  • 6:HIV/エイズ、マラリア、その他の疾病の蔓延の防止
  • 7:環境の持続可能性確保
  • 8:開発のためのグローバルなパートナーシップの推進

 

MDGsでは広い範囲で多くの成果をあげた

2000年から2015年までのあいだに、MDGsでは広い範囲で数々の成果をあげています。たとえば全世界における「乳幼児死亡率の削減」「妊産婦の健康の改善」においては、以下のような成果が見られます。

  • 出生数1000人あたりの乳幼児死亡率(5歳未満)……90人→43人に低下
  • 妊産婦死亡率……45%の低下(ほぼ2000年以降の数値)

 
これらの成果だけでも、世界におけるMDGsの役割と取り組みの重要さが見て取れます。また、貧困と飢餓に対する取り組みも成果を見せており、極度の貧困状態にある人々は1990年から2015年までの25年間で10億人以上減少しました。

 
しかしながら、乳幼児と妊産婦の死亡率は、極度の貧困状態にある人々の数とも密接に関係します。2015年の時点でまだ8億人以上の人々が極度の貧困下にあるのです。医療や衛生、貧困に関しては地域差も大きく影響します。

 
開発途上地域や難民キャンプといった十分な医療や衛生環境が確保できず、栄養を摂取することができない状況下では、乳幼児や妊産婦の死亡率は依然として高い状態です。当然ながら、それらの問題や課題はSDGsにも受け継がれ、2030年に向けてより一層の努力と取り組みが進められています。

 

地域差だけではなく国民性も見える「ジェンダーの平等」

「ジェンダー平等推進と女性の地位向上」に関しても、ある一定の成果をあげています。女性が学校に通ったり、働いたりすることを良しとしない国は決して少なくありませんでした。しかし多くの国々で就学率のジェンダー平等が達成されたほか、女性が国政に進出するといった機会も増えています。

 
しかしながら、それらはまだ第一歩でしかなく、女性が学ぶことやキャリアアップを図ること、国政に進出することに関する壁や制限、差別などが見られるのが現状です。各国の女性の活躍具合によっては、途上国・先進国問わず国の性質や国民性も見えてきます。SDGsにおいてもジェンダーの平等は重要な課題として、引き続き取り組まれています。

 
日本でも昭和から平成、令和と時代が移り変わるにつれて女性の活躍が増えてきましたが、昭和までは「女性は家にいて家事と育児をするもの」という考えが根強くありました。昭和はまだ30年ほど前のこと。団塊以上の世代と、団塊ジュニア、そしてさらに若い世代といった、それぞれの世代間における考え方のギャップは大きいのではないでしょうか。

 

MDGsの数々の成果と課題を引き継ぐSDGs

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今回ご紹介した成果のほかにも、疾病対策や衛生面など、多方面で実に多くの成果を残したMDGs。それが「MDGsの取り組みによるもの」と知らないまま、恩恵を受けているケースも少なくありません。もちろん成果を出したからこそ見えてくる課題や、改善すべき新たな目標もあります。

 
SDGsは「MDGsによる15年間」という大きな流れを引き継ぎ、新たに2030年に向かって成果をあげるため進んでいます。あと10年で世界がどのように変わるのか、SDGsに関する取り組みをより一層意識していきたいですね。

 
エグチホールディングスはSDGsの実現に向けて取り組んでいます。

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