【SDGs】途上国への医療支援を支える「国境なき医師団」


SDGsの目標3に掲げられる「すべての人に健康と福祉を」。世界中のすべての人々に、健康的な生活を確保すること、そして福祉を推進することをゴールとした目標です。この目標においては医療面に関する内容も多く、途上国への幅広い支援も盛り込まれています。

 
途上国への医療支援といえば「国境なき医師団(MSF)」を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。そこで今回は国境なき医師団にスポットを当ててご紹介します。

 
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「国境なき医師団」の活動と支援の方法


国境なき医師団は国などが関わる公的な組織だと思われがちですが、実は民間が運営する非営利の国際団体であることをご存じでしょうか。1972年にフランスで生まれたのち、世界28カ国に事務局を展開。日本にも1992年に事務局が設立されました。

 
途上国や難民キャンプ、紛争地、災害の被災地などをはじめとした「医療の手が届かない場所」へ、国を問わず「人道援助」をおこなう国境なき医師団。その活動は誕生した年からもわかるように、SDGsよりもずっと昔からおこなわれています。

 

「国境なき医師団」の活動例

国境なき医師団では医療関係者のほか、さまざまな人々が活動をしています。活動に伴う資金などの96%を担うのは、民間からの寄付。実際に現地で活動をするスタッフだけではなく、寄付という形で多くの人々がその活動を支えているのです。

 
独立、中立、そして公平の原則を掲げる人道援助の活動は世界中で評価され、1999年にはノーベル平和賞を受賞。「医療」に関して困窮する人々へと、幅広い援助が展開されています。

  • 予防接種
  • 医療技術の提供
  • 母子保健や産科医療
  • メンタルケアなど社会面での支援
  • 現地病院の再建や、運営の支援
  • 清潔な水や食料など、緊急援助物質の手配
  • 紛争や難民、災害による被災者などへの支援活動
  • 感染症や熱帯病への対策や医療支援
  • 医療の届かない地域の調査

 
国境なき医師団の活動は上記だけにとどまりません。また、上記カテゴリーにおいてもさらに細かく支援の幅があり、必要な医療支援の内容に応じて活動が進められています。

 

「国境なき医師団」を通じた支援の形とは

前項で国境なき医師団は民間の寄付に支えられている旨をご紹介しましたが、実際に国境なき医師団を通じた支援の形にはどんなものがあるかご存じでしょうか。支援の形は大きく3種類に分けられます。

「国境なき医師団」を通して「寄付」をする

国境なき医師団を通しての支援に、寄付が挙げられます。「毎月の寄付をする」と、「今回の寄付をする」の2種類があり、寄付金額や支援対象を選択することが可能。以下の方法で決済ができます。

  • 「毎月の寄付」:クレジットカードおよびインターネット口座振替
  • 「今回の寄付」:クレジットカード、コンビニ払い、ペイジー、楽天Edy、auかんたん決済

 
個人からの寄付のほか、企業や団体からの寄付・支援もあり、商品・サービスの展開や寄付型自動販売機の設置など、その形はさまざまです。

「国境なき医師団」に「参加」する

国境なき医師団に参加する形での支援も可能です。医療関係職以外にも、アドミニストレーターやロジスティシャンといった職種を募集。「海外派遣スタッフ」「ボランティア」「事務局職員」があり、募集状況や詳細は採用サイト「チーム国境なき医師団」のHPにて確認することができます。

「国境なき医師団」の「活動」を広める

国境なき医師団の活動については、公式のHPやFacebook、Twitter、YouTubeなどさまざまな媒体、SNSなどで活動情報が公開されています。こうした「活動ニュース」について、個人でSNSなどで周囲に知らせることも、大きな支援のひとつです。

 

SDGsより古く、世界中で「健康と福祉」の支援を続ける「国境なき医師団」


国境なき医師団の歴史はおよそ50年にもおよび、SDGsよりも古いものです。その活動はSDGsが掲げる「すべての人に健康と福祉を」に通じ、世界中で健康と福祉の支援を続けています。しかし報道などでその名称や活動を知ることはあっても、医療従事者以外がどう関わるのか、どう支援ができるのかは知らないという方も少なくありません。

 
いま、2030年のゴールに向けてSDGsへの取り組みが広がり、メディアなどでも毎日のようにSDGsの話題を見かけるようになりました。これを機に、国境なき医師団についても改めて見聞を広めてみてはいかがでしょうか。

 
エグチホールディングスはSDGsの実現に向けて取り組んでいます。