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【SDGs】愛知の企業のSDGs:名古屋のソウルフード「ういろう」編


世界中で取り組みが進むSDGsは、日本国内においても多くの企業が積極的に取り組み、活動を進めています。リゾLABOでは愛知県の企業が取り組むSDGsに注目。第3弾となる今回は「ういろう」編として「青柳総本家」と「大須ういろ」をピックアップしてご紹介いたします。

 
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給食にも!地元で長く愛される「ういろう」とSDGs


愛知県、とくに名古屋の人々であれば、誰もが一度は食べたことがある「ういろう」。米粉(もしくは小麦粉)を原材料としたお菓子で、古くから親しまれています。愛知県では、ういろうと言えば「青柳総本家」と「大須ういろ」がとくに有名。また、お隣の三重県の「虎屋ういろ」も知られています。

 
ういろうそのものは全国的に知られ、愛知県、そして名古屋だけでのものではありません。しかし「ういろう=名古屋」というイメージは大変強いものです。また名古屋市の小学校では、何十年も前から給食にういろうが登場し、名古屋のソウルフードとも言える存在です。

 
今回は愛知県で展開する「青柳ういろう」と「大須ういろ」に注目。どちらも大々的にSDGsについて発信しているわけではありませんが、商品の展開や各店舗の取り組みなどにおいて、SDGsにつながる活動が多く見られます。それぞれによる、SDGsにつながる活動をご紹介いたします。

 

「株式会社青柳総本家」とSDGs

まずは「青柳ういろ」として親しまれる「株式会社青柳総本家」をご紹介いたします。青柳総本家は、エグチホールディングスと同じ名古屋市守山区に本社を構え、明治12年(1879年)の創業から140年以上にわたり、人々に愛されるお菓子を製造し続けてきました。

 
青柳総本家では、フードロスへの対策、そして「つくる責任 つかう責任」につながるものとして、ういろうを2個入りにしたことが挙げられます。封を開けてしまうと、翌日には硬くなりがちなういろう。元は1本を包装していたものを、2個に分割包装にしたことで、翌日でも美味しく食べられるようになりました。

 
また、青柳総本家では学校給食にういろうを提供していますが、誰もがういろうを美味しく楽しめるよう、アレルギーの特定原材料や添加物は使用せず製造。店頭で販売しているものは「小麦」を含んでいるため、この配慮は大変嬉しいのではないでしょうか。

 
そのほか、KITTEなどで展開する店舗では、メニューに地産地消を意識。地元の農業やフードロスにもつながる展開は、地域振興や「住み続けられるまちづくりを」の一環にもなっています。

 

「株式会社大須ういろ」とSDGs

続いては、「株式会社大須ういろ」の取り組みです。大須ういろと言えば、「大須ういろ・ないろ」。ういろ(※)だけではなく、こしあんを練り込んで蒸したオリジナル商品「ないろ」も長く愛されています。設立は昭和24年、名古屋市緑区に営業本部があります。大須の商店街には本店と大須北店があり、商店街や大須観音を訪れた人々が立ち寄る、大切な場所として愛され続けています。

 
大須ういろでは他社の記念ノベルティ商品や、スターフライヤーの機内食など、垣根を越えた商品展開を実施。長年に渡って継承されてきた技術を広く展開してきました。また「住み続けられるまちづくりを」にもつながる取り組みとして、名古屋の文化として根付いたういろを未来につなぎ、そして大須や名古屋に活気をもたらし、ういろを通した魅力的な目的地づくり・地域貢献を目指しています。

 
また、時代とともに移り変わる食生活とそのニーズに対応した個包装商品や、グルテンフリー商品「初うい」、そのほか「ういろバー」や「ういろモナカ」など、個性的な製品を展開。これらはSDGsの「つくる責任 使う責任」につながるほか、食品を扱う企業が避けられない問題「フードロス」への対策にもなっています。

 
※大須ういろでは「ういろう」の商品名は「ういろ」です。この記事でも、その名称に合わせています。

 

名古屋のソウルフード「ういろう」とSDGs


青柳総本家と大須ういろについて、SDGsにつながる取り組みなどをご紹介いたしました。どちらの老舗企業も、名古屋という街の活性化や、物作りの大切さを強く感じさせる取り組みが多くあります。

 
また、どちらも食品を取り扱う企業というだけあって、衛生管理も徹底。コロナ禍における店頭での対策も万全にし、「すべての人に健康と福祉を」も続けられていると言えるでしょう。

 
ういろうは名古屋だけのものではありませんが、名古屋のソウルフードとして根付いている存在。そのういろうを巡る動きがSDGsにつながっているのは、とても興味深いことではないでしょうか。

 
エグチホールディングスはSDGsの実現に向けて取り組んでいます。

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