【SDGs】個人でできる身近な取り組み「陸の豊かさも守ろう」


17種類の目標を掲げ、2030年のゴールに向かって世界中でさまざまな取り組みが進められている「SDGs」。人々のSDGsへの関心は高まり続けています。世界規模、地球規模の話のように思える17種類の目標は、そのどれもが個人でも何らかの形で取り組みができることをご存じでしょうか。

 
これまでSDGsの個人でできる取り組みについてご紹介してきましたが、今回はSDGsの15番目の目標「陸の豊かさも守ろう」にスポットを当ててご紹介いたします。

 
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「陸の豊かさも守ろう」で個人ができることとは?


SDGsの15番目の目標「陸の豊かさも守ろう」は、14番目の「海の豊かさを守ろう」とは対象的に、陸に関する環境保全などを掲げている目標です。陸地の持続可能な利用、生物多様性や生態系の保護と回復、砂漠化への対策と森林の保護など、さまざまな対策が求められています。

 
人間が生活していくことによって、陸地には想像を絶する負担と影響が与えられ続けてきました。これからもそれは同様ですが、負担や影響を軽減すること、過去のダメージを癒やし、回復させていくことが大切です。もちろんすぐに解決できるものではなく、解決や回復が困難なものも少なくありません。

 
人間も陸地で生活していく生物であり、生態系の一部である以上、目を背けることができない問題です。

 

【SDGs:15.陸の豊かさも守ろう】陸地における環境問題を知る

「陸の豊かさも守ろう」で個人ができる取り組みの第一歩として、陸地における環境問題を知ることが挙げられます。人間の生活のための開発や、地球温暖化など、さまざまな要因の影響を受けて陸地の環境は激変しています。

 
日本ではかつて、四大公害病(※)が大きな問題となりました。なかでも富山県神通川流域で問題となったイタイイタイ病は、川の水や農地が汚染され、周辺に住む人々を長く苦しめ続けました。公害と呼ばれるものは現在も日本各地にあり、解決するべき課題として常に取り組みが模索されています。

 
こうした公害を始めとした環境問題を知ることは、大切な取り組みのひとつ。子どもたちが学ぶ教育現場でも、四大公害病を始めとした公害や環境問題について触れる機会が多くあります。世界中の環境問題を知ることは大変ですが、まずは日本、そして自身が住む土地から目を向けてみてはいかがでしょうか。

 
※水俣病、新潟水俣病(第二水俣病)、イタイイタイ病、四日市ぜんそく

 

【SDGs:15.陸の豊かさも守ろう】環境保護活動に参加する

植林をはじめとした環境保護や環境保全の活動は日本各地でおこなわれ、個人で参加できるケースが多く見られます。自然に関する活動だけではなく、野生動物の保護活動なども。こういった活動に直接参加できない場合も、環境保護や環境保全の活動への寄付といった形で支援する方法があります。

 
またスーパーや通信販売などでは、環境に配慮した商品が売られ、これらを購入することで間接的に関わることが可能です。環境保護や環境保全の活動に参加することは、個人でできるSDGsの取り組みのひとつと言えるでしょう。

 

【SDGs:15.陸の豊かさも守ろう】野山や公園などにゴミを廃棄しない

近年、トレッキングやハイキングなどの人気は高まっており、野山に出向いて休暇を過ごすという方も多いのではないでしょうか。しかし問題となるのは、野山へのゴミの廃棄問題です。

 
もちろん粗大ゴミなどの不法投棄は問題外と言えるでしょう。野山に限らず、自然公園のような広い公園でも同様で、軽い気持ちで捨てたゴミは、やがて環境に影響をもたらします。富士山のゴミ問題も大きな問題となり、多くの人々が富士山のゴミを片付けるための活動を続けています。

 
野山や公園などにはゴミを持ち込まず、また発生したゴミは持ち帰ることが大原則。SDGsにおいて、個人の心がけと取り組みも、陸地の環境を守ることにつながるのです。

 

【SDGs:15.陸の豊かさも守ろう】外来種に関する問題を知る

外来種と呼ばれる、日本の外から持ち込まれた生物が自然環境や生態系に大きな影響を与えています。また国内での外来種「国内外来生物」も問題となっています。

 
自分には関係ないことのように思える問題ですが、「土手で見た花が綺麗だったから」と持ち帰って庭に植えた花が、実は外来種だったというケースも少なくありません。またペットとして外国の生き物を購入したものの、手に負えなくなって野山や河川、池などに逃がしてしまい、外来種が繁殖してしまう問題も絶えることなく続いています。

 
日本と異なる環境で暮らしている生き物は、日本で繁殖することが難しいケースが多く見られます。しかし日本に順応してしまうと、日本の固有種を駆逐したり、生態系を大きく乱してしまったりします。

 
また国内であっても、それぞれの地域で独自の生態系が形成されています。国内旅行だからと、気軽に旅先で虫などを捕まえて連れ帰ったり、旅先に持ち込んだりするのも避けるようにしましょう。

 
外来種に関する問題を知り、個人でもできる対策(外来植物の駆除など)をおこなったり、自身が外来種を広めないようにしたりといった取り組みも、陸の豊かさを守るためのSDGsの大切な取り組みです。

 

まずは日本が抱える問題を知り、「陸の豊かさも守ろう」の取り組みにつなげる


SDGsの15番目の目標「陸の豊かさも守ろう」について、個人での取り組み方法をご紹介いたしました。陸地の環境の保護および保全などは、陸地で暮らすわたしたちにとって他人事ではなく、「誰かがなんとかするだろう」と見て見ぬふりはできない問題です。

 
簡単なゴミ拾いひとつだけでも、陸地の環境を守るための大切な取り組みと言えます。まずは日本が抱える問題を知ることからスタートし、個人ができるSDGsの取り組みにつなげていくことが大切ではないでしょうか。

 
エグチホールディングスはSDGsの実現に向けて取り組んでいます。