2030年のゴールに向けて、世界中でさまざまな取り組みが続くSDGs。日本においても同様で、日常生活にも浸透しつつあります。そんなSDGsには、関連する用語が多く、知らず知らずのうちにSDGsの関連用語に触れているというケースもありのではないでしょうか。
今回はそうしたSDGs関連用語から、経済・金融に関する用語をいくつかピックアップしてご紹介いたします。
<関連記事>
【SDGs】知っておきたい!SDGs関連用語【Part1】
【SDGs】知っておきたい!SDGs関連用語【Part2】
【SDGs】知っておきたい!SDGs関連用語【Part3】
【SDGs】SDGs私募債で地域貢献!EGC株式会社が取り組むSDGs
【SDGs】ポジティブ・インパクト・ファイナンスとは?SDGsを実現するための取り組み
今回ご紹介するSDGs関連用語は、経済・金融に関するもの。SDGsの目標のなかにも目標1「貧困をなくそう」や目標8「働きがいも経済成長も」、目標9「産業と技術革新の基盤をつくろう」などのような、経済活動に関係するものが挙げられます。また、これら以外の目標も、経済活動や金融の動きがあってこそ実現できる取り組みもあります。
そうした経済・金融に関するSDGsの用語には、どんなものがあるのでしょうか。
「持続可能な金融」とは、「サステナブルファイナンス」とも呼ばれ、環境への影響への配慮はもちろん、経済成長、発展などにおけるさまざまな角度からの配慮をし、持続可能な社会を実現していくために必要な金融を指します。この持続可能な金融には投資や融資も含まれ、「ESG投資」「ESG金融」などという言葉もあり、こうした企業への投資をSDGsの取り組みとするケースも見られます。
「グリーンファイナンス」とは、環境問題への取り組みやプロジェクトなどのグリーンプロジェクトに対し、資金調達するための債権です。グリーンプロジェクトには、再生可能エネルギーや温暖化対策をはじめとした取り組みや事業があります。債権は「グリーンボンド」、借り入れは「グリーンローン」とも呼ばれ、環境問題への投資に特化した金融システムと言えます。
「サーキュラーエコノミー」とは、資源の有効活用や循環と、廃棄物の発生を抑制、ストックの有効活用や自然環境の再生などを目指していゆく経済モデルです。サーキュラーエコノミーは「3R」とは少し異なり、はじめから「廃棄物の発生を防ぐ」ことが求められています。「循環経済」という意味を持ち、環境問題を始めとした数々の課題などを解決するためにも、必要とされている経済システムと言えます。
<関連記事>
【SDGs】推進される「3R」、リデュース・リユース・リサイクルとは
経済や金融に関するSDGsの用語についてピックアップしてご紹介いたしました。今回ご紹介した用語の解説にも別の用語が登場していますが、経済や金融に関するSDGsの用語は実に種類が多く、経済活動に深く浸透しています。そのうえで、一見すると無関係と思われるSDGs関連用語とも密接な繋がりがあるものもあり、大変興味深いとも言えます。
こうした用語は、新聞の経済欄や、ネットニュースの経済カテゴリーなどでもよく見かけるようになりました。機会があればSDGsという視点から経済ニュースを確認してみてはいかがでしょうか。
エグチホールディングスはSDGsの実現に向けて取り組んでいます。