2030年まであと7年、取り組みが加速していく「SDGs(持続可能な開発目標 Sustainable Development Goals)」。SDGsの話題に触れない日はないほど、日本でもさまざまな形で取り組みが進められています。
そうしたSDGsの話題が日常にあふれるなか、SDGs関連用語もまた同様にあふれています。今回は「【SDGs】知っておきたい!SDGs関連用語【Part1】」に続き、SDGs関連用語について第2弾を展開いたします。
SDGsに関連する用語は実にさまざまで、ダイレクトにSDGsに関わるものや、従来からある用語がSDGsに関わっているものなどがあります。そうした用語をピックアップしていくと、大変膨大な量に。
今回は生活に関わるSDGs関連用語からピックアップ。その意味を改めて見ていきましょう。
「3R」という用語を見かけることがあるのではないでしょうか。これは「リデュース(Reduce)」「リユース(Reuse)」「リサイクル(Recycle)」の頭文字「R」を示しているものです。「3R」と聞くと馴染みがなく、どういったものなのか理解しにくい一面もあるかもしれません。
いっぽう、それぞれの「リデュース(Reduce)」「リユース(Reuse)」「リサイクル(Recycle)」には馴染みがあることでしょう。
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「食品ロス」は大変身近な話題であるとともに、SDGsとの関係も深いものです。わかりやすい実例として「節分の恵方巻き」が挙げられます。食べ残しはもちろん、賞味期限や消費期限が切れた食品、売れ残りなどによって、食品が廃棄されてしまうことを「食品ロス」と呼びます。
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環境に関する問題として「マイクロプラスチック」の話題がありますが、環境だけではなく身近な問題でもあります。「マイクロプラスチック」は、その名のとおり大変小さなプラスチックごみのことで、5ミリメートル以下のものが該当します。
マイクロプラスチックは、通常のプラスチックごみが徐々に小さくなっていくもの。家庭や街、ごみの集積所などさまざまな場所から出たプラスチックごみは、最終的に海へとたどりつくケースが多く、海への移動や紫外線、波、砂などの影響も経てマイクロプラスチックとなります。
また、上記の過程を経ず、発生時にすでに5ミリ以下のサイズであるマイクロプラスチックも存在。身近なところでは、化粧品や洗顔料のスクラブ材、マイクロビーズなどが挙げられます。
プラスチックは自然分解されないため、海はもちろんですが、海洋生物の体内に蓄積するなど、環境への大きな影響が懸念され問題に。マイクロプラスチックを体内に持つ魚類を食べることによる、人間への影響も考えられます。
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SDGsの関連用語から、今回は生活に関わる用語の一部をピックアップしてご紹介いたしました。SDGsなどに関連する用語のなかには、マイクロプラスチックのように「環境の話」「少し遠い世界の話」のように感じるものもあるかもしれません。しかし意味を知ると、実際には身の回りのもの、生活に関わっているものが多くあることに気がつくのではないでしょうか。
SDGsに関連する用語を知ることも、SDGsの取り組みの一環になります。気になる用語があれば、インターネットで検索してみてはいかがでしょうか。
エグチホールディングスはSDGsの実現に向けて取り組んでいます。